他人が考えた答えが 安易に転がっている世の中だ 少しは、自分で歩いて…探して…もがいて…選別して 自分で考えてみないとな… 痛い目にあう前に |
私が氏神様に決めているその神社は、町中だが入口が細い路地に面しているので参拝客がそれほど多くない。私は、営業的ではない、その神社のつつましやかな宮司様と奥様が好きである。 ご長男は、町で一番大きな神社(営業に長けている)の神官として働きに出ている。おそらく父親が年をとれば後を継ぐのだろう。私とは面識のない長男は昨年結婚し、その奥さんが父親の神社へ手伝いに来るようになった。 この季節になると、毎年神社の奥さんが秋祭りの寄付金を集めにやってくる。今朝も、長男の奥さんを伴いやって来た。きっと若奥さんも義母の仕事を継ぐことになるのだろう。 ビルの1階で奥さんから“申し訳ないですが、秋祭りの寄付金を集めにきました。”と、声をかけられた。 “えーっ、どうして、申し訳ないのですか?”と聞き返した。 “どこへ行っても、みんさん…不景気や!不景気や! 言いはるから、悪いなーと、思って…。”と、おっしゃった。 神社の秋祭りの寄付と言えば、神様へのお供えみたいなものなのに、きっと多くの人が奥さんに愚痴を言い、前回より寄付の額を減らしたりしているに違いない。神様の仕事をしている人に肩身の狭い思いさせるのはいかがなものだろう。そんな人には神様のご利益はあたらないような気がするのだが…。 頭を下げながら集金してまわる義母の姿を、若奥さんはどのように見ているのだろう…? 若奥さんが、笑顔で集金できる世の中が、はやくやってくればいいのになぁーと、思った。 |
私は他人の言う事を信じやすいタイプなのか…聞いた話で、良かれと思い直ぐに実行できそうなことは、取り敢えずやってみて、それを結構やり続けてしまう。糖質ダイエット(米飯を食べる量が減った)や、豊齢線対策で舌を唇と歯茎の間で回してみたり、ロングブレスダイエットや、体幹トレーニングで腹筋・背筋・側筋等が日課としてどんどんプラスされていく。 最近行きはじめたカイロプラクティックの先生から指圧・マッサージ等体に他人が触れることは一切やめろと言われ、行きつけの整骨鍼灸も行かなくなった。 カイロプラクティックの先生から、“その一瞬が気持ち良いことはやってはダメ…、普段に首を回して音を立てることもダメ…、その時良くなったように思っても、しばらくすると反動でまた悪くなり、頻繁に通わなくてはならなくなるから…。肩が凝ったと思えば腕を回しておきなさい。あなたの場合は一月に一回調整しにくるだけで充分です。”と言われ、その商売っ気のない断言口調の言葉を思わず信じてしまった。 前にも書いたが、このカイロプラクティックの先生は治療の際に直に私の体に触ることがない。金属の棒(針ではない)が首筋に触れるか触れないか…だけの2分間の治療である。それが不思議と効果があって気持ち良い。そして言われたとおり肩こりには腕を数回(私の場合前後左右20回)大きく回すと楽になる。嘘みたいだが本当の話だ。 だからと言って、私はあなたには勧めない。だって信じるか信じないか…とか、継続できるかできないかが…重要であって、反対に体にすごく悪いことなど、めったにないのだろうから…。 継続の仕方とか、どうすれば他人を信じさせることができるか…なんて本を書いたら売れるかな? きっと、そんな学問がすでにあって、みんな、勉強しているのだろうか? だって、健康にいいとか老化防止になるとか言うことは、次から次へと新しくでてくるしなぁー。 先ずは信じさせること…次は継続させること…そこにトークの際に神経を集中したら儲かるに違いない。 |
自分の評判の悪い部分は、自分の耳には入ってこない。 人は目の前で誉めてくれるけれど、ダメな部分は裏でしか話さない。 流行らない店は、誉めてくれる数少ないお客の話を聞いて、やっていることが間違っていないと勘違いする。 流行っている店は、裏で話しているお客の声に聞き耳をたてて、改善し、新しい企画を立てる。 流行っている店とそうでない店の違いは、そのあたりにあるのだろう。 こんな簡単なことだけど、ほとんどの人が分からない。 分かっている人にとっては、当たり前… 分からない人には、何故だろう?...... さて、自分は他人の批評を気にせずに、どれだけ思い通りに生きていけるのだろうか? 私は、やはり周囲から良く見られたい。 だから、媚びたりしないけれど、聞こえない声に、耳を澄ませて生きて行こうと思う。 |
“有難う・申し訳ありません・お願いします”という、人間関係の基本となる会話がうまくできない人と、今まで付き合ってきたが、先日、思うところがあり関係を断ち切った。 数日後、今度は私が、ある人から絶縁を告げられた。私は“有難う・申し訳ありません・お願いします”は、ちゃんと言えるのに…。自分では分らないなにかが欠けているんだろうな…。 他人にした仕打ちは、自分に返ってくるというのだろうか…?あまりにもタイミングが良すぎる。 このまま突っ走ろうと思うが、それには私自身が、もう少しくよくよしない人間であったらいいのにと、つくづく思う。 しばらく落ち込みが続きそうだ。 |