今日は、朝からわが町で行われた“Japan Student Jazz Festivl 2010”と言うイベントに行って来た。はやい話、中高生のジャズバンドが全国から集まって競い合う催しである。正確に言うと行ったのはそのイベントのNHKの小ホールで行われた前夜祭である。私は3バンドだけ聴いた。仕事というほどのことはしていないのだが、ただの聴衆ではないのでスタッフというところかな・・・。どの学校も凄くうまいとは思わないが、若い息吹溢れる爽やかな演奏を楽しませてもらった。アマチュアバンドは、個人のレベル差が大きい。数十人のなかに一人か二人は光っている演奏者はいるが、ほとんどの人は素人とわかる腕前だ。結局コンテストとなると、そそこそこのレベルで個人差の少ないチームが優勝するんだろうな・・・。 チームというと私はチームプレーが苦手で、どうして沢山の人といっしょに練習なんかできるんだろうという疑問があったものだから、今日はそのことを、隣に居た音響の先生に話してみた。すると「皆で練習を重ねることで、音が洗練されていく…、その過程での喜びを感じたことのある人にしかわからないことだ。」と言われ、確かに私はその経験をしたことがないと納得した。子供の頃に喘息であった私は朝礼も体育も皆が普通にできることができなかった。というより学校も休むことが多かったし、自分は人より劣っていると思って生きていた。それでは皆で揃って練習するのは面白くない。だから集団プレーよりも個人プレーに走る運命を背負った。喘息が影をひそめ人より運動神経も良いと気がついてからも、チームプレーでは皆にため息をつかせる失態を演じることがあった。だが、個人技のファインプレーをして感嘆の声を上げさせたこともあった。この年になって、今からチームプレーが得意になるとは思わないが、それはそれで置いておいて・・・これからの人生では自分ができないことも観て聴いて楽しんで生きていきたい。 私は、これからは個人技の特化した人をうまくとりまとめて物づくりしたいと思う。チームプレーではないチームを作りたいと思う。こんな私にできるやろか…難しそうやな・・・。 |