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SOLILOQUY

ひとりごと

 
August 09, 2010 20:55:45

煙草

カテゴリー: 日記
私が煙草を止めてから25年目である。止めた理由は、ある人に対して勝手に自分の意思の強さを確かめたかったこともあるが???もう一つの理由は、“もったいない”と思ったからだ。煙草の吸い始めは、大抵の人がそうであるように大人の真似がしたかったからで…そのうちに本当に美味くなって、胃まで吸い込むものだから私が煙草を吸い込んだ後に吐く息に煙は混じらなくなっていた。煙草を吸う友人は当時パッケージのデザインがスマートだった“セブンスター”なる銘柄を購入していたが、私は学生時代から“ハイライトやチェリー”等のサラリーマン(おっさんの)の煙草を好んで吸った。あるときハッカ入りの煙草“セーラム”が発売され、爽快感が気に入り以後そればかり吸い始める。ところが一日に二箱購入するのだが、自分が吸うのは実質20本だけだという事実に疑問を持った。そう…私の周囲の人が勝手に私の煙草を吸うことを黙認していたのだ。“もったいない”と思った。私は煙草を止めた。きっと私の煙草を吸っていた人は困ったに違いない。
私の父は、超ヘビースモーカーで一日に“缶ピー(フィルター無しの煙草50本入)”を二缶吸っていた。吸いすぎで体を悪くし、動けなくなり医者から煙草を吸うと死ぬと言われ…止めた。煙草を止める理由をもって、私は、はじめて父親を越えたと思った。

最近、町のいたるところで禁煙スペースが拡大し、公共施設だけでなく一般のお店でも喫煙者の肩身が狭くなっているようだが、個人事業者はともかく煙草を止められない企業人に私は疑問をもつ。企業人はあくまで歯車である。自分の代わりはいくらでも居るわけだから、ことあるごとに会社に対して自分の価値をアピールすることが宿命だろう。そんな環境下で個人の嗜好を優先し、環境や健康に悪影響のある煙草を吸い続ける人間に、私が企業の幹部であったなら会社の重要なポストは任せない。まぁ、私は企業マンではないから言っても仕方ないけどね…。

煙草を吸う人が吸う場所を選ぶ時代がやって来ると30年前に誰が予想しただろうか…常識というものは、時代と共に変化する。いつか、吸うと長生きする煙草ができるかも知れない。