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SOLILOQUY

ひとりごと

 
August 26, 2010 20:01:45

悪党

カテゴリー: 日記
1年ほど前、私の友人が仕事で夜遅くなり疲れきっての帰宅途中、近道だが暗くて昼間でも人の気配がなく、奥さんから通らないように言われていた道を歩いていると、二人組みの若い男たちに道を塞がれ案の定、“金を出せと言われ・・・”友人は“今、生活が大変だから勘弁してほしい。”と冷静に話し合いをしようとしたらしいのだが、言い終わるより早く内ポケットの財布を取り出し、現金15万円だけを抜き取って走り去ったそうだ。その時に限って、知人から頼まれていたコンサートの前売りチケットの売上金の10万円も財布に入れていたらしく・・・きっと悪党どもは笑いが止まらなかったに違いない。勿論すぐに交番に走って状況を説明すると、「最近、近くでよく似た事件が起こってるんですよ・・・」と言われ調書をとられたそうだが、1年経った今も新しい進展はない。
友人には「命が無事で、怪我がなくてよかったね!」と言ったが、心のなかでは「油断やな。隙やな…自分も気をつけよ。」と思ったものだ。

さて、もし私が窃盗犯を前にしたらどうするか考えてみた。
カバンをひったくられた場合・・・「あぶない!」と叫び、しばらくしてもう一度「あぶない!」と繰り返す。次に「爆発するぞ!」と大声を出す。犯人がひるんだら「振動を与えたら爆発するぞ!」と言ってビビリながら近づいていく。・・・これ、どうだろう。
男に前を塞がれて、「金を出せ!」と言われた場合・・・「いやーっ、久しぶりやな。元気か・・・山村や無くて・・・えーっと・・・だれやったかな・・・名前・・・ここまで出とうけど思い出されへん。」と笑いながら言う。・・・これ、どうだろう。
いざとなったら、こんなこと言えるわけないやろな・・・

今日も暑くて、とうとう馬鹿話を始める私である。
少し寒くなっていただけたら幸いに思う。