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SOLILOQUY

ひとりごと

 
August 12, 2010 20:30:48

偶然

カテゴリー: 日記
私は、よくDVDを借りて映画を観る。最近観た映画で印象に残るものは、タランティーノ監督の“イングローリアス・バスターズ”‥・・CG多用、3D作品が多い最近のハリウッド映画のなか…綿密な計算によってシーンを重ねていく構成力勝負の古典的な手法の映画だ。だがしかし、かえって新鮮味を感じる。彼の作品は過度の残酷シーンが多く、生理的に受け付けない人も多いと聞く。確かに私も“ホステル”のPARTⅠを観て、吐き気をもよおし、PARTⅡは絶対に観ないと誓った。だが“イングローリアス・バスターズ”は、残酷シーンもあるにはあるが、それにも増して娯楽作品としての出来栄えが勝っていて、彼の娯楽映画監督としての今後の可能性の広がりを予感させる。

今日は、タランティーノの話がメインではない。夏の世の不思議をお聞きいただきたい。
今週の火曜日に何気なく(内容を全く知らずに・・・)借りたDVDの邦画を今日に日が変わった午前1時頃に観始めた。タイトルは“沈まぬ太陽”・・・主役は世界の渡辺謙・・・主役の名前だけで借りたようなものだ。物語が進むなかで、JAL(日本航空)がモデルになったKAL(国民航空)というナショナルフラッグを拝命した架空の航空会社の内紛がテーマになっている山崎豊子原作小説の映画化だと分かった。そして、物語の重要なファクターでジャンボ機の墜落事故が描かれている。ちょうど物語の半分を少し過ぎた頃、私は次の日の仕事を考え眠りについた。翌朝目覚めてすぐに(午前5時)JALの御巣鷹山の事故がいつ起こったかが気になり、ネットで調べてみた。そう・・・皆さんもうお分かりだと思うが、あの事故は25年前の今日・・・8月12日の夕方に起こった。それを知った後、テレビの朝のニュース番組では、どの局でも大きくジャンボ機墜落事件のニュースを取り上げていた。
真夏の夜のミステリー・・・こんなことがあるのだろうか・・・まさに“偶然ほど必然的なものはない。”という言葉の如く、私は今この経験に意味を見つけたいと思っている。
夕方6時56分・・・私は黙とうした。この偶然の意味を見つけるために、近いうちに御巣鷹山を訪ねなければならないかも知れないと思っている。
そして今日の深夜…続きを観るつもりだ。

偶然を偶然だと片付けてしまわない探究心が、私達に必要ではないだろうか・・・