最近、空を見上げましたか?ここのところの空は深く澄んだ青色、雲は純白。この猛暑のおかげだろうか…こんなにきれいな青空はなかなかお目にかかれない。知っていますか…少し高い所に登れば、本当に近くに大阪と和歌山が見渡せる。この晴天は明日まで続くもよう…写真撮影には明日がチャンスに違いない。しかし相変わらずあの撮影ポイントへの道は通行止め…。 武庫川という地名がある…地名研究家によると“武庫川”は“向こう側”と言う意味で自分のいる場所からはるか向こうの土地という意味であったようで、武庫川はおそらく、大阪南部か和歌山から遠くに見えた土地の呼び名だったのだろう。同じように“六甲”という地名も“むこう”と呼ばれたことが起源のようで、後に他の由来が結びつく。昔の人は晴れた日に山の頂に立ち遠い向こう側に思い馳せたに違いない、現代に生きる私も山の頂から大阪湾や紀伊半島に目を凝らす。 遥かかなた(向こう側)が見える日、自然界が与えてくれる稀な日を昔から人は待ち望んだに違いない。遠くを見つめるその瞬間、頭の中を想像力が駆け巡る。 明日、なんとか時間を作り、あの山の上に立ちたいと思う。 |