私が19才の時、自分が結婚する年齢は32才だと思った。そう思ったことも忘れてしまうほど時間が経過した32才の時・・・私は結婚した。私が5年前に入院・手術しI.C.U.から一般病棟に戻ったとき、主治医に同じ手術での術後最短退院記録は何日かとたずねたら、15日と答えが返ってきたので、新記録の14日で退院しようと思い、その思い通り14日で退院した。今でもその記録は破られていない。昨年、小説を今年の5月までに完成させると宣言した。しかし出来上がりは、まだ遠い。思ったとおりになることもあるし、ならないこともある。そんな経験を重ねている私は、どちらかと言うと自分の人生は、自分の深い部分が望むとおりになっていくと信じている。自分のなかの深い部分とは、身をよじるような苦痛とか、腹の底からのこみ上げる幸せ・・・というような肉体的形容がどのようなものかを経験したい存在のことである。痛みとか死を恐れず、むしろ経験したい存在である。そんな深い存在が自分のなかに共存していると思う時、私には恐れるものはなくなり、生きるということが思い通りになることだと理解できる。 私は希望した会社に就職し、作りたい本を作り、やりたい事業にチャレンジした。しかし彼女が何故私から離れて行ったのかという確かな答えは、いまだに分からない。分からない部分を残しながら、私は思い通りの人生を生きている。 半年前に、私は2年後に再婚すると心に決めた。だから、すでに目の前にいる人か、これから出会う人かは分からないが・・・私は1年半後に再婚することになるだろう。 今までの経験から、その頃再婚することは確かなことに思える。 |