昨日は、県立美術館の“カンディンスキーと青騎士展”に行った。前回この美術館をおとずれたのは昨年5月だったから、もう1年以上前のこと・・・あッ 違った!今年の4月にギターの先生のミニコンサートがあったっけ・・・。まぁー、最近あまり美術館には縁がないのは事実だ。カンディンスキーと言えば・・・、私が若かりし頃、彼の書いた“抽象芸術論”なるおかたい本を、持ちあるいていたことを思い出す。当時私には難解で読解できず、結局五分の一ほど読んだところでその本は本棚の片隅で埃をかぶることになった。その本には不自然な手垢がついていた。表紙の汚れたスケッチブックを持ち歩く絵かきに上手いやつはいない・・・と言うが、(スケッチブックは消耗品で、上手い絵かきは直ぐに描ききってしまうので、汚れた表紙になるわけがない・・・と言うこと)それと同じ原理でいうと、汚れた装丁の本を持ち歩いた私は、分かる人にはかっこ悪かったかもしれない。そんなことを思い出しながら、館内に入った。日曜日だということもあるが、けっこう沢山の人が押し寄せていて、わが県民の文化度の高さを感じた。展示の内容はと言うと、カンディンスキーの成熟期の作品は少なく、当時の彼の仲間たちの作品展示で場所を塞いでいた。展示会の名称“○○○と青騎士展”の青騎士というのがミソという感じ・・・ともあれ、当時の白黒写真や手紙等の展示を交えての見せ方は、時代背景や人間関係も垣間見れ、面白い展覧会であった。展覧会としては合格点。企画者(コーディネーター)に拍手・・・ さて、美術館をあとにして、町にもどった我々は、例によって陽の明るいうちから酒をのみはじめた。一箇所だと酒飲みが目立つから、適当に店を梯子しながら・・・。8時過ぎ、台湾料理の店で豚足、腸詰を食べながらビールを飲んで宵のうちに飲み会終了・・・前日2時間しか寝ていないという彼女を開放した。 さて、こんな感じの夜が今週あと3日・・・体がもつだろうか・・・ |