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SOLILOQUY

ひとりごと

 
June 15, 2011 19:24:54

早朝

カテゴリー: 日記
今朝5:30…人の気配のない町に出て神社に参った。知り合いの宮司は朝の勤めを終え新聞に目を通していた。奥さんは落ち葉を箒で掃いていた。参拝後、コンビニでパンを買い、会社に戻って、薄いコーヒーを入れ簡単に朝食を済ませた。誰もいないホールで少しギターを弾き、腕時計に目をやると6:30…館内にも人の気配はない。なんだかじっとしていられなくなり、車を運転して山のなかに入った。行き交う車のない山道を抜け、小さな湖のある公園の駐車場に車を止めた。静寂のなか数種の鳥達の挨拶だけが響く公園の舗道を外人墓地に向かって歩いていった。墓地の入口は勿論閉鎖中…テレビカメラ監視中の文字がやけに目立っていた。それにしても素晴らしい環境だ。日本で骨を埋めた外国人は、毎日こんなに素敵な朝を迎えている。思いつきだったが、こんな時間にここにやってきて良かった。来た道を引き返し湖に向かって歩いていると、遠くの方からラジオを聴きながら近づいてくるおじさんがいた。いったいこの人は何時に家を出たのだろう。時計をみると7:20…私は、ベンチに座り持ってきた本を読み始めた。どこかで詩吟を唄う男性の声がする。オゾンを吸い込んだせいか理解力が増して、いつもよりページをめくるスピードが早い。例によって、8時になって日課の電話をかけた。その人は、そのとき名古屋のホテルにいた。私はその人に昨晩いっしょに食事した女性が、人生に疲れているように思うと話した。私には彼女にしてあげられることはもうない…と言った。その人は来週彼女と会う約束をしている。できればその人が彼女に手を差し伸べてあげて欲しいと思った。8:30…公園を後にして会社に向かった。いつもと少し違う朝のひととき…

そして、いつもの一日がはじまる…