同じものを持っているのに、足りていると人と、足らない人がいる。 例えばポケットに500円玉が1枚あり…、目の前に、声を限りに叫んでいる東北大震災の募金活動をする中学生の集団がいたとして…、自分に500円玉が1枚あるから今募金しようと思う人がいるし、自分は今500円しか持ってないし…どうせ、今募金したって、そのお金が何に使われるか分からないから、次の機会にしよう…なんて自分を納得させて通り過ぎる人もいる。 この状況で募金をした人が偉くて、しなかった人が冷たい…なんてことを言うつもりはない。 あくまでも、同じ状況にあっても、人によって全く異なる考え方があり、違う行動をとる人がいると言いたいだけだ。 世の中には、足りている人と、足りていない人がいる。 “ある”人と“ない”人がいる。 私は、“ある”人になりたい。 私は、“ない”ことに愚痴を言う人にはなりたくない。 “ある”と、思って生きている人には、 感謝の気持ちが生まれ“ありがとう”という言葉が自然にでてくる。その言葉が接着剤となって、新しい“ある”へとつながる。そして、その循環が自分と周囲の満足感を増幅させる。 “ない”と、思って頑張って生きている人は、その気もちをバネにして、新しいものを生み出す可能性をもつ。 “ない”と、思って愚痴を言うだけの人は、自分に今あるものも、どんどん離れていく。 たった、それだけの違いだろう。 どれがダメで、どれがいいという話ではない。 世の中には、“ある”人生を生きる人と、“ない”人生を生きる人がいる…。 私が言いたのは、ただそれだけのこと…。 私は、中学生の募金活動を見て、毎回募金はしていない。 |