最近お茶に興味が湧いてきて・・・これまで、コーヒー党であったが、やけにおいしい日本茶が飲みたくなって・・・。“コーヒーとケーキ”というお手軽欧米文化嗜好を素敵なものとして長い間実践してきたが、“日本茶と饅頭”ではなく“濃い目の日本茶と西欧焼き菓子”という和洋折衷が恋しくなってきた。私の子供の頃には、水や日本茶の缶やペットボトルをお金を出して買うなんて考えられなかった。思えば時代が大きく変わったのか、それとも本来の姿になったのか・・・日本茶嗜好は自分が年をとったからではないと考える。おばあちゃんが両手で茶碗を囲い込んで啜る音が聞こえてくるイメージのお茶ではない。スーツ姿で仕事の途中で“一息ついたひと時の一杯”のイメージである。だから饅頭ではない。(かっこいい饅頭ならありだが・・・)焼き菓子なのである。 これから、スマートにおいしいお茶を飲ませてくれるお店が増えてくるに違いない。 私は、平均的日本人であると思うから・・・。 |
他人に甘い人は、自分にも甘いと言うが、どちらかと言うと私自身も甘いほうに属する人間だったと思っている。厳しければ、今でもこれまで関わった事業の一部でも継続していただろう。私の人生の半分は部下に思いを伝えられないジレンマのなかにあった。この年になって腑に落ちたことは、“私が人の上に立つ器ではなかった”という事・・・残りの人生では二度と組織でリーダーシップをとるつもりはない。 人生における“厳しさ”とは、一本筋が通った自分のルールをもっているかどうかが第一義であろう。“厳しさ”を理解しながらも、そのうえで相対する人によって例外を作ってしまうこと・・・それが“甘さ”だと思う。この年で充分自分の“甘さ”に気がついた私は、これから縦社会で再チャレンジするのではなく、個人プレーの世界で生きたいと思っている。 この年で、その環境の変化を自ら選択できる状況に感謝したい。 個人プレーの世界でも・・・ やはり、自分にはもっと厳しくありたいと思う。 やはり、他人にももっと厳しくありたいと思う。 |