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SOLILOQUY

ひとりごと

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February 28, 2010 21:36:01

調律

カテゴリー: 日記
ピアノの調律用語で“ユニゾン”という言葉がある。ピアノの中・高音域の鍵盤の一音は3本の弦を同時に打つことによって生まれる。3本のうち1本が断線しても、残り2本でも音は出るわけだが、3本の時と比べると音の響きが微妙に違う。ピアノの調律師は強く打てば切れそうに細い3本の弦の真ん中の音に両端の音を合わせていく。ユニゾンの整った3本の弦が奏でる一つの美しい音色・・・
中心に位置する音にブレが生じると3本の弦の奏でる音は歪を生んでしまう。時間が経って沢山使えば音がずれてくるのは当たり前・・・“家族“も同じかも知れない。中心になる人は常にあるべき姿とズレがないかチェックして、狂った場合には自分も周囲も修正する。そうしなければすべてが増幅して狂ってしまう。中心になる人は自ら優れた調律師となって芯になる音であり続けなければならない・・・

家族が澄んだ音色を奏でる関係であり続けるために・・・
February 27, 2010 20:01:51

開花

カテゴリー: 日記
昨晩、20歳のチェリストとピアニストの演奏会に出席した。ロシア人の先生に師事している若いチェリストは、自分の演奏する曲を演奏順に料理に例え説明した。サラダ・スープ・メイン・デザートというように・・・今まで聞いたことのない解説であったが、妙に納得させられた。
メインの演奏(バッハ)の前に、彼はこんなことを話した。ドイツに滞在した時、あるレストランで1.2kgのアイスバイン(豚の塩漬け)を、ゆっくり、休み休み、苦しみながら一人で食べきった・・・この説明を聞いたとき、西欧のクラシックが私の頭のなかで少し理解できたように思えた。クラシックは肉食人種の音楽なんだと・・・米食う国の青年が、肉食人種の音楽を学ぶなかで、初々しい感性が語らせたクラシックの真理の表現だと思った。
日本人の彼が、ころからどのように欧米人の音楽を悩み・苦しみ・喜び、興奮し、吸収し、開花していくか楽しみに思う。
February 26, 2010 23:42:54

言訳

カテゴリー: 日記
私の年上の友人は、7年前に事業に失敗し全ての財産を失った。そしてその理由を当時パートナーだった人の裏切りのために騙し取られたと考え、裁判所に申し立てたが結局敗訴した。その後いろいろな事業にチャレンジしているが、何一つ実るものがない。その彼が近々、再度元パートナーと裁判で争おうとしている。その人への思いが決着しないと次に進めないと言う。
友人は65歳である。私が彼の立場であれば、全てを失ったという結果を自分自身の大きな足らずと受け止め、新しいチャレンジに専念するだろうに・・・。
彼は事業がうまく行かない今の人生が元パートナーによって狂わされた結果だと“言い訳”しているようにしかみえない。これからも彼が事業で成功することはないと思う。成功者には“言い訳”はない。自分の余命、体力、能力、自己責任を客観的に認識できない者に成功は訪れない。

私なら、それだけ悔しい思いをしたのなら、成功者となって見返すという人生を生きたい。大きく構えれば悔しさは、良い目標、競争相手になるだろうに・・・
February 25, 2010 22:01:34

小船

カテゴリー: 日記
嵐の後、大海を漂流する小船・・・生き残った5人のなかには船長や航海士は見当たらない。方位磁石はあるが四方に陸は見えない。食料は底を尽き、水は始末してあと3日分・・・嵐から二日目の夜を迎えるが、捜索の手はいまだ届かず木の葉のように流されるまま・・・
そんな時一人の男が、「みんなで、この方向に向かって船を漕ごう。」と指差した。「力を合わせて真っ直ぐ進めば、どこかの陸に辿り着く!」と立ち上がった。だがしかし誰もまだ動かない。

あなたが、もしこんな小船に乗り合わせたら、どうします?
流され続けて陸が見えるのを待ちますか? 近くを通る船や捜索にきた飛行機に発見されるのを待ちますか? それとも体力を消耗して、陸を求めて一つの方向に漕ぎ出しますか・・・
オールを握るためには、言い出した人の熱意と人格が問われますよね・・・

私は、以前そんな“言いだしっぺ”になったことがあった。その時皆は私に従わなかった。私への信頼感が薄かったためか、熱意が足らなかったからか・・・

こういう場合、じっとしている方が助かる確率は高いかも知れない。
だがしかし、私は漕ぎ出したい。自らの力で陸地に辿り着きたいと思う・・・

人に動いてもらうときには、自分を信じて相手を信じて、誠心誠意、熱意をもって理論的に語るリーダーシップをとりたいと思う。
February 24, 2010 21:30:58

プロ

カテゴリー: 日記
20年程前、ある大手ゼネコンとビル建築の仕事をしたことがあった。設計者が京大主席卒業で直後に部長に昇格したため彼自らが手がけた実施設計(自ら図面を引く)最後の作品、構造計算担当者は阪大主席卒業、現場監督も優秀な人で・・・建築チームとしては最高のメンバーが揃った。
あるとき、いやな顔され拒絶されるだろうと思いつつ、施工段階でその時点ではかなりきつい設計変更を要求したのだが、言った私のほうから控え気味に「今からだと難しいでしょ・・・」しかし返ってきた答えは「出来ないことはありません。工期が延びる可能性と、工費が上がる可能性がありますが・・・」
この時から“人から依頼されて絶対に不可能とは言わない”ことが私の教訓になった。“出来ない”と言う答えはプロじゃない。

その時の設計者は、残念なことに4年前にすい臓がんで亡くなった。
その時の建物は今も堂々と威容を誇っている。
そして私の心にもその心意気が息づいている。
February 23, 2010 21:15:05

有難う

カテゴリー: 日記
世間知らずの
私を残して旅立った
あの人に言いたいことがあり
できるなら
も一度直に会って話したいと
何度か荷物を鞄に詰めたけど
あまりに遠い旅の先
往復切符を買えないで
改札通れず今となる
さっさと発ったあの人を
恨んだこともあったけど
思いの届かぬ苛立ちも
月日とともに薄れつつ
やっと
あの人の思いが知れる歳になる
「答えを自分で見つけろ」と
言えずに去ったと気がついた
「強くなれよ」と言ってくれたと
思えるようになってきた

生きてる意味を知りたくて
「答えておくれ」と叫んだが
一人で“理由探しの旅に出る”
ただそのことが生きる意味
今は、生きる意味が身にしみる

私を残して去ってった
あの人の無念が
今分かる
あの人に
「有難う」と言える私が
今はいる
February 22, 2010 23:22:02

B型

カテゴリー: 日記
私の年をとっているストイックな友人(以前神官だった人)に、血液型占いをどう思うかたずねてみたら「血液型は四つしかないのに、人間をその四つに分類しようなんてとんでもない。」・・・と、思ったとおりの答えが返ってきた。
確かにそれはそうだけれど、そう言われると会話が続かない。その友人の答えが分かっていて、聞くほうも聞くほうかも・・・

先日、最近よく話をするようになった人から私の血液型は「B型でしょ?」と言われた。私はAB型である。これまでAB型以外の“型”を言われた事がなかった。思わず聞きなおした「B型?」・・・みんなが私をAB型と言うから、自分で典型的なAB型だと思っていて、他の血液型を言われるなんて考えたこともなかった。
さて、このことをどう捉えるか?
私は、こう結論づけた。“私は変わった。”
思えば、最近周囲の人から「以前と違う人みたい。」とか「以前より若くなった。」とか「明るくなった。」と良く言われる。欲張りに考えてB型とAB型のどちらも“良い”部分が身についたと考えた。
単に四つの血液型分類の性格判断の正解確率が四分の一から二分の一に上昇しただけかも知れないが・・・

変わった自分の、これからの出会いが楽しみだ。
February 21, 2010 17:44:37

干芋

カテゴリー: 日記
8年振りで清荒神さんへ行った。お参りを終えての帰り道、参道の両端に並んだ出店に置かれたある商品が目に止まった。“干し芋”である。昔食べた懐かしい味が頭のなかに蘇った。硬過ぎず柔らか過ぎず、表面に澱粉がまぶされたあの食感・・・思わず500gを注文した。すると店の女主人が「今なら1Kg買ってくれたら、もう500gサービスしとくよ!季節も終わりやさかい。」と押しのセールス・・・「じゃー1Kgにしとくは、僕はサービスに弱いから」と答えると「皆さんそう言いはるは」と笑顔で女主人・・・

テレビのコマーシャルで聞いたことのある会話である。きっと保険会社のCMを作った人は、清荒神にお参りにきたことがあるんだ。・・・・と思った。
February 20, 2010 20:30:16

気体

カテゴリー: 日記
心の中に不満や、怒りや、憎しみを持っている人の近くに寄ると、胸からお腹辺りにかけて、黒くもやっとした気体が見えるような気がする。その黒いエーテルは、その人の体だけでなく心も蝕んでいき、仕舞いには命を啄ばむ。大切な人がそんな姿に映ったとき、私は「吐き出せ!大きく息をしろ!黒い気体を吐き出せ!」と・・・心のなかで静かに叫ぶ。私には、その人の不満や、怒りや、憎しみの源は分からない。しかし、黒いエーテルはその人のなかで浮遊する。大切な人が倒れてしまわないように・・・私にできることは・・・ひとつ・・・「大きな深呼吸をするんだ。お腹のなかのエーテルを全部吐き出してしまえ!」と、肩を掴んで言う事だけ・・・

他には何もできない、ちっぽけな自分を感じる。
February 19, 2010 19:57:10

現実

カテゴリー: 日記
“人の言うことをよく聞いているようで、実は聞いていなかったり、全く自分の都合の良いように、とんちんかんに理解する人”がいる。・・・こんな人は、やっかいだ。どうしようもない。だって分かってる顔してるから、話はそこで終わる。だからいつまでたっても通じ合えない。

“人の話を聞いていないようで、実は聞いている人”がいる。こういう人は、話していて苛立つこともあるが、結局は伝わるのだから、どちらかと言えば話甲斐がある。

前者の人は、客観的な意見に耳を貸さないから同じ間違いを繰り替えす。

もし自分の息子が前者のタイプだとしたら、なんだか情けない。
もし自分の息子が後者のタイプだとしたら、腹がたつこともあるだろうが、いつか分かる時が来ると信じて・・・
見守ってやりたい。
たいていの親と子供は、“信じ・繰り返し・待つ”という関係を保っている。

“人の言うことをよく聞いて、すぐに正確に理解する。”・・・この関係は理想に違いないだろうが・・・
理想は理想としておいておくことにして・・・
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