小学生の頃 こんなことを考えた・・・ 自分の住んでいる地球があって、その周りには自分の知らない大きな宇宙があって、その宇宙の果てには、海の中から空気中に出たときくらいの変化のある違う世界があると思った。 自分が、海に飛び込んで、深い深い海の底に向かって進んでいくと、小さな光る物体があって、その物体をすごい顕微鏡で覗いてみると、その光の周りを回る一粒の丸い玉があって、その玉をもっとすごい電子顕微鏡で覗いてみると、そこには小さな人間が住んでいると思った。 自分が住んでいる地球は、自分の想像力の及ばない大きな大きな動物の鼻の淵についた鼻水のなかの一つ細胞のようなもので・・・その動物が小さなくしゃみをしたら、私の住んでいる地球もその周りの宇宙も、海のなかの小さな光る物体も、一瞬にして“0”になってしまうんじゃないかと思った。 だから、その大きな動物が、くしゃみをしないように・・・毎晩祈った。 実は今でも、ほんのちょっと・・・世界はそんなもんかも知れないと思っている。 |