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SOLILOQUY

ひとりごと

 
March 07, 2010 20:08:04

生る

カテゴリー: 日記
私が高校生の時、日本語の漢字で“生きる”と“生まれる”が同じ“生”という字によって表され、英語だと“born”と“live”という違う表現のようだから、日本と欧米の文化や物事の解釈の違いを表す“一言”を探り当てたような気がして嬉しくなって、友人にそのことを話したら、そっけなく「そんな英語と日本語の違いって、他にもよくあるよね!」と言う返事が帰って来て・・・それで、話は終わってしまったんだけれど・・・
それ以後も、他の人から同じような着眼で“生”という文字の持つ意味の深さを聞いたことがなくて、今でも高校生の頃に鋭いことに気がついたんではないかと思う。
私は、言語学者ではないし、そもそも言葉というものについて語れる器ではないが、“生まれる”とは選んでそうするという意志を感じ“生きる”は大きな意志を受入れ体験するという意味があるように思う。あくまでも私の感じ方であるが・・・英語では別々の言葉で表される“生まれる”と“生きる”が一文字で表されるところに、東洋人が“運命”という大きな流れに子供のうちから文字を通して親しんでいるように思う。

人が神に近づこうとして“バベルの塔”を築く発想ではなく、運命を受け入れ誕生から死までを一つのスパンと捉え“生”をまっとうする自分でありたいと思う。私が生きる意味は、そこにしかないように思う。