昨日夜遅くまで、ある学者と話をした。一生を自分の研究に捧げるその研究者は、研究のために公的機関からの資金援助を勝ち取るために、その研究の重要度を知らしめるためのプレゼンテーションをする機会が多々あり、分かってもらえないと研究が続けられないと言った。 研究者というものが、机に一日中向かい研究に没頭し、人間関係を作ることが苦手な人種だと勝手に思っていたが、人間界では、どんな人でもコミュニケーションが必要だと理解した。少しでも自分の思うとおりに生きたければ、無人島に渡って一人で生活するか、今の世界で自分の思いを伝えるための努力を精一杯するかしかないのだろう。 私はビジネスにおいては負け犬だ。新しい事業を始める気力はないし、自分の部下を持ちたいとも思わない。その理由がビジネスの失敗という経験から煩わし人間関係から離れたいと言う気持ちがあったのだが、思いなおして他人とのコミュニケーションを大切に生きたいと思う。 だがしかし、それでも私は自分の部下を持ちたいとは思わない。 |