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SOLILOQUY

ひとりごと

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September 30, 2013 10:52:54

詩集

カテゴリー: 日記
マダムの詩集が今月半ばに出来上がる。店の客でもある絵描きの女性が絵を描いた。聞いていると詩と絵の本であり、絵は詩の挿絵ではないようだ。普段どんな絵を描く女性なのかを知っているが、私には彼女がマダムの詩を全部理解できるとは思わない。マダムの詩は大人のそれであり、絵描きの彼女には、まだ人生の経験が少なすぎる。

校正の途中で“今、見られますか?それとも出来上がってから見ますか?”とマダムに尋ねられ、“出来上がってからにします。”と答えた。だから、どんなふうに進んだのか、私には全く分からない。

最初、マダムは東京の装丁デザイナーに依頼していたが、いつのまにか近くのデザイナーに変わっていた。

もし私がマダムから装丁を頼まれたら、ギブアップしていたに違いない。私の能力外を越えた仕事のようだから…。
さて、どんな顔をした本になるだろうか?
今から、出来上がりが楽しみだ。
いい本になってほしと思う。
September 29, 2013 10:16:11

好意

カテゴリー: 日記
けさ、電車に乗って座っていたら、目の前に老人が立った。席を譲ろうとしたけれど、よく見たら山登りの服装だったので、止めることにした。
今から山に登る覚悟の人が席を譲られることを、簡単に良し…と、するわけがないと思ったからだ。

せっかくの好意を断られるとバツが悪いし、他人に席を譲ることは難しい。

いっそのこと、車の高齢者運転標識(マーク)のように、席を譲ってほしい人は、バッジでもつけていてくれたら有難いのだが…。
September 28, 2013 17:13:37

忠告

カテゴリー: 日記
今、思うこと


誰かが、私に忠告してくれた時…
一瞬…どんなに余計なこと、筋違いなこと…と思っても

嫌がられるかも知れないのに
敢えて発してくれたその言葉を

一度、立ち止まって
自分のうちに入れられる自分でありたい。
September 27, 2013 15:19:34

弱点

カテゴリー: 日記
今朝、犬と遅めの散歩をしいていたら、小学校の校門の前で、学校へ行くのがいやで愚図っている女の子が目に留まった。お母さんが無理やり手を掴んで引っ張って学校のなかに入れようとするが、少女は“いたい!いたい!”と泣き叫んで動かない。その目の前に学校の先生が立って見守っているが、見ているだけでなにもしない。最近のことだから、下手に先生が手を出すと後で、問題になるかも知れないと傍観者を決め込んでいるのだろうか?

私は小学校の頃、体が弱くて学校をよく休んでいたから、みんなについていくのが大変だった。私も学校へ行くのが嫌で愚図って親を困らせたことを思い出した。
そんな自分の弱い部分を忘れていたことに気が付いた。人より劣ると感じたことは忘れないでいたい。

忘れないでいたら、乗り越えられるが、忘れてしまったら、いつまでも虜になってしまうことを大人になって知ったから…。

自分の弱い部分をしっかり自覚して生きて行きたいと…改めて思った。
September 26, 2013 10:06:24

電話

カテゴリー: 日記
一昨日、知人のカメラマンから電話があったようだが、手が離せず出られず、つい先ほど電話した。彼はアラスカでオーロラの写真を撮ることで世界的に有名なカメラマンである。

すぐに電話口に出た彼は、“別に何もないのですが、どうしておられるかと思って…。”と言った。“そう言う電話…嬉しいですね。気をかけていただいて有難うございます。”と、私は答えた。

そう言えば、他にも突然電話してくる知人が何人かいる。私にとって以前彼らは、仕事での付きあいはあったが、今はないし、まして友人でもない。そんな人達が私をたまに尋ねてくれることに感謝する。

さて、私もしばらく会っていない人に電話かメールでもしてみるか…?
September 25, 2013 11:19:06

治安

カテゴリー: 日記
町のなかのいたるところに警察官がいるから、治安が良いと言う町と、警察官をほとんどみないのに安全な町とでは明らかに大きな違いがある。力で抑える治安の良さの裏には、潜在的な犯罪や事件の温床が隠れているからだ。

騎馬警官を観光の名物の一つにしてしまうアイデアは誰が考えたのだろうか…、凄い発想だ。おかげでいたるところに姿をみかける警官はニューヨークの、ある意味…景色になってしまったのだから…。

警察官をあまりみかけない私の住む国は、そして住む町は、世界で最も安全な国の一つだと感謝せずにはられない。
September 24, 2013 15:57:50

変化

カテゴリー: 日記
この絵は、35年前に私が描いた絵である。このたび、この町を訪ねるにあたり、どうしてももう一度行ってみたい場所であった。ところがどのあたりにあったのか記憶が定かではなく、ホテルのフロントの若い女性スタッフに尋ねてみた。しばらく黙って考えこんで地図をひろげて行き方を教えてくれた。

グランドを見つけた時には胸が高鳴った。
絵を描いたポイントに立ってみると、大きな木が何本も茂り、ほとんど建物が見えなくなっていた。35年という歳月の経過を感じた。

以前この町を訪れた時にはメインストリートには250年前の街並みがそのまま残っている…と聞いたから、今では300年弱経過したことになる。

建物には建物の時間スパン…、木には木の時間スパン…、人には人の時間スパンがあり、それぞれが重なりあって世界ができているように思えた。



グランドの場所を訪ねたホテルのフロントの女性にホスピタリティ-を感じなかったことを残念に思う。
September 23, 2013 11:02:26

定食

カテゴリー: 日記
アメリカの国道沿いにあるコンテナ?レストラン“ダイナー”ばかりを描いたイラスト集を30年前に手に入れた。
アメリカらしくて機会があれば行ってみたいと思っていた。このたびの旅行で通りすがりの一軒に立ち寄った。

日本で言う定食屋とでもいうのだろか…。ローストビーフサンドウィッチをサイドにマッシュドポテトで注文した。ローストビーフと言うのに肉はカリカリに火が通り、マッシュドポテトはビーフと同じソースがカレーのようにかけられていた。あまり美味いとは思わなかった。きっとこれが庶民の食事なのだと納得した。

以前日本で知り合ったアメリカ人の宣教師に、ご馳走はなんですか?と聞いたらマクドナルドと奥さんが焼いたケーキと言っていたが、確かにマクドナルドがご馳走に思えた。

もう二度と行くことは無いと思う。
September 22, 2013 12:05:56

看板

カテゴリー: 日記
この写真は、私が泊まったニューヨークのホテルの窓から見下ろした景色である。決して合成写真ではない。宇宙人へのメッセージでもなかろうし、摩天楼の高層階にいる人のために上に向けて大きな目の看板が取り付けられている。よく見ると、ビルの外壁には人の写真が並んでいる。パッと見たところ広告らしき文字はない。今から思うと、この建物に、どんな意図でこのような意匠が施されたのか確かめなかったのか残念である。

噂どおり、マンハッタンのオフィスビルのフロアーの灯りは夜通し明るい。地球の裏側の国との取引のために24時間体制だということがよく分かる。

そろそろ旅行気分も覚めてきた。もう二度と行くこともないだろうアメリカ東海岸…。ありがとう。
September 21, 2013 09:36:27

発砲

カテゴリー: 日記
夜のタイムズスクエア―の近くをドラッグストアーに向かって歩いていた。目の前の交差点の向かい側に店が確認できたころ、幅広い車道に車が通っていないことに気が付いた。交差点の手前には救急車が止まっていて年配の女性が手当を受けていた。さらに交差点に近づくと黄色いテープが張り巡らされて横断ができない。訳が分からずに見ていると立ち入り禁止の黄色いテープの領域がどんどん広がっていく。
店は目の前だと言うのに近づく術がないと知り他の店でビールを買ってホテルに戻った。テレビを付けるとライブニュースで先ほどの交差点での出来事が報じられていた。

薬中の男があばれだし、駆け付けた警官の前で内ポケットに手を入れたため、警官が発砲、流れ弾が二人の一般市民にあたり、あの騒ぎになったと言う。結局無傷で取り押さえられた犯人は拳銃を所持していなかったという。

35年前には夜は出歩くなと言われたニューヨークの治安は、格段に良くなったと思った矢先に、この事件だ。

ネットで(ストリート名・発砲事件・9月)…と、検索してみたら昨年の9月に近くであった発砲による殺人事件のニュースがヒットした。
この程度の事件では、勿論日本で報道されることもなく、あくる日の地元ニュース番組ではほとんど取り上げられていなかった。
日本の常識とは大きな差があると感じた。
それでも、私はアメリカにやってきた実感を楽しんでいた。誰も死ななくて良かったと思う。
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