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SOLILOQUY

ひとりごと

 
August 21, 2013 10:40:15

狐狸

カテゴリー: 日記
今朝、車で会社に向かう途中…、片側二車線のセンター側で信号待ちのため停車していた私の車のガラス窓をコツコツとたたく音がした。
スピードを落として停車するまでの間、分離帯に人の気配はなかったので、不思議に思って横を向くと、どこから表れたのか、作業服を着た40才くらいの男性が身をかがめて運転席を覗き込み何かを話しかけてくるのだ。窓を開けると“すいませんが○○駅まで、乗せて行ってもらえませんか?”と、言う。
彼の言う駅はさほど離れてはないのだが、乗せていくとすると15分ほどの寄り道になる。
それより、普通見ず知らずの人の車に乗せてもらうより(車の通らない山の中ではあるまいし)タクシーに乗るだろうし、少なくとも身内が危篤なので急いでいるのです…とか、理由を言うと思うのだが、そこのところは一切触れずに、ただ乗せてくれとだけ言われても、了解できるわけもなく“急いでいるので…”と、断った。

その後、彼はあっと言うその場を離れ、気がつけば2台後ろの車の窓ガラスをたたいている姿がサイドミラーにうつっていた。

さて、もしあの男を招き入れていたらと思うと、車の中でナイフを突きつけられていたかもしれないし、ひょっとすると車の下りしなにお礼と言って1億円もらえたかもしれない。

今となっては、どうでもいいことだけど、どんな理由で彼が車に乗せてほしいといったのかを知りたい気もする。

私は“狐”です…くらい言ってくれたらすっきりするのだが…。