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SOLILOQUY

ひとりごと

 
August 02, 2013 11:30:46

旅行

カテゴリー: 日記
北陸のある会社の代表取締役を任されていた兄は本社の名を受け今年の春解任された。まだまだ働き盛りの年齢だし、本人もどこかから誘いがあれば働きに出るつもりでいたが、いまだに無職である。北陸にいた当時は単身赴任だったので、義姉はやりたいことをやっていたようだから、大きな子供が帰ってきて、さぞかし勝手が変わったに違いない。

それでも、二人は親に反対されるなか、粘りに粘って結婚までこぎつけたから、余所の夫婦よりは愛情は深いように思う。
母の家にチョコレートを土産に持ってきたから分かったのだが、つい先日、二人で北欧に旅行に行ってきたらしい。正確に言うと二人だけではなく、長女と3人連れだったようだ。しかも夫婦の旅費の半額は長女が持ったと言うから、よくできた子供である。

夫婦には3人子供がいて2人が男だが、そのうち長女が一番優秀で阪大工学部の大学院を卒業して、今は若くして都市計画の仕事をしている独身貴族である。反して残りの二人の子供は、いたって普通である。

私は、論理だって物事を考えることが苦手だから、男二人のほうが親しみを感じる。私の子供はというと、やはり直感型で私に似ている。さすがに私の子供だ。

私の子供はいつまでたっても私の旅行費用は出してくれそうにない。
そう考えると兄夫婦の海外旅行を、ちょっとだけ羨ましく思うのだ。