朝から、京都府綾部に行った。我が町に本社がある会社の毎年恒例の工場イベント(讃岐市・我が町・綾部市)の最後を飾る昼のイベントだ。綾部には思い出がある。私が社会人のスタートを切った町…学校卒業後に入社した会社の創業地が綾部だった。この町で入社式を迎え、2週間の研修を受けた。以後宮津、福知山と3ヶ月の研修の後、大阪本社に配属となった。昨年4月、7年振りの宮津への一泊旅行の途中、なんと30数年振りで本社を見たくて…入り口の前に立ち(中に入ったのではない。外から)私に組織人としての基本を授けてくれた素晴らしい会社に心の中で手を合わせた。私は、今でもこの会社で社会人としてのスタートを切れたことに感謝している。 今日は、違う会社のイベントの話だった。無料化実験している舞鶴自動車道を降り、綾部駅に向かう途中…、由良川を渡ってすぐに左に折れ、川沿いに走って山陽本線の山家駅の横を抜けたところの川原で秋のイベントは催された。この陽射しのなかの川原である。これは秋のイベントではない。同じ京都のどこかの町では39度を超えていたと後で聞いた。おそらく参加者の9割以上の人が「どうして、夏日の昼にイベントするんだ?」と思っていたに違いない。七夕祭りと同じ愚痴をこぼしそうなので、このイベントの話はもう止める。 イベントは、予定より15分遅れて終了した。機材を撤収して帰路についた。音響の先生の車は1996年制のボルボ…古い。クーラーは動いているのに息苦しい。何も言わずに助手席に座っていたが、吉川JCTの手前の電光掲示で、“吉川・宝塚間16km事故渋滞”の表示…中国縦貫道に乗り入れたら、人が歩くくらいの速度でしか進まない。息苦しい。社外温度を確かめたら夕方だと言うのに35度…。息苦しい。窓を少し空かしてみれば、なんと外気のほうが涼しい。それから炎天下の国道を、窓を全開にして走り続け、結局予定の2倍の3時間をかけてわが町に辿りついた。 だからー…今日は何の話やろ… 今ではどんな車でもクーラーの標準装備は当たり前だが、私の子供の頃の車にはクーラーは無かった。みんな暑くても窓を開けて走っていたんだ。残念ながら、みなさん…、今日は私が暑かったという話ではない。やせ我慢ではない…それなりに腐らず帰って来たという話だ。 私は、今日…心頭滅却していたのかもしれない… … … |