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SOLILOQUY

ひとりごと

 
September 22, 2010 21:02:18

教訓

カテゴリー: 日記
昨日の空港島での打ち合わせに、老年のピアノ弾き語りのアーティストが参加していた。彼は近年、視力障害(スティービーワンダーみたい・・・)がでたものだから、息子が付き添いで付いてきていた。30代前半の息子は、話し相手がほしかったのか・・・私の側に来て名刺を渡すのだが、荷物運びの私は名刺を車に置いていて、とりに行くにも遠い距離なので、丁重に謝って名前を名乗るだけにした。その後も私のそばを離れないものだから・・・お父さんの話とか、私がいつもいるビルのこととか雑談をしていて・・・ふと彼の笑顔が素敵だと褒めたら、「よく言われるんです。だけど静かな曲を弾くときは仲間から、顔がにやにやしていて雰囲気でえへんから、なんとかならんか・・・と言われるんです。」と言うもので「それやったら、変装したらどうですか・・・サングラスかけるとか・・・帽子を深くかぶるとか・・・」と答えると、結構レスポンスの良い返事をくれるものだから、調子に乗って今度私がギター教室の発表会で仮面をかけて演奏する話とかしてまって・・・その後に2・3日前に、ここでも書いていた素人音楽論をぶちまけた。彼は変わらず笑顔で聞いていた。

後で彼の小さな名前だけのシンプルな名刺の裏を見てみたら、ギターの写真が大きく印刷されており、もう一度名刺の表側を見てみたら、名前の上にGuitaristと書かれていた。
そうなんだ・・・プロミュージシャンなんだ・・・と改めて名刺を眺めていると、なんだか先ほど私が話をした内容が恥ずかしくなってきて、年の割りに周囲が見えていない自分が情けなくなった。プロに仮面やら帽子かぶれなんてね・・・
私は結構本気で言っていたのだが、彼が冗談の面白いおっさんやと思ってくれたことを祈る。

年をとっても、日々教訓・・・“よく内容の分からない人の前では、自分の思いつきの考えは話さないほうが良さそうだ。”