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SOLILOQUY

ひとりごと

 
September 14, 2010 20:13:13

元気

カテゴリー: 日記
突然、歴史研究家から電話があり、今日これから会えないか…と言われた。なにごとかと思えば、私に会って元気をもらいたいから・・・?・・・と・・・  40分後、彼は家から直行してきて私の前に立っていた。きっと自分からは切り出しにくいことだろうと思い、私から話を重ねた。私の目指しているものは、歴史研究が主体ではなく、現代人が過去を探るというフィクションのなかで裏付けとして歴史を踏まえたストーリーを作るということで、その意味において、現実に今私が話をしている彼やオーストラリア在住の研究家との接触が将来とても重要なファクターになるという話を切り出した。彼は歴史研究家に必要な洞察力と推理力の優れた人物であるから、瞬時に私の思いを理解した。来月にストーリー作成のチームを作りたいと思い、ついては彼にもメンバーに入っていただきたいと申し出たが、快く了解いただき協力を約束してくれた。
さて、彼の話であるが、以前ここでも書いたことのある例のアメリカ在住の教師をしている女性と最近メールのやりとりが不通になっており、その後発掘してきた資料を送っても全く返事が返ってこないようで、新学期が始まって忙しいのかもしれないが、次から次へと資料を送ったものだから、ひょっとしてやりとりが煩わしくなってしまったのではないかと言うのだ。私は、即座にそれはないと思うとこたえ、それより考えたくはないけれど、体調を崩していたり予期せぬ大事があったのではないかと心配します・・・と言うと、変な話だが研究家はほっとしたような顔をしたように見えた。それでその話は終わり違う話題に向かった。
自分より年長で頭脳明晰な彼のような人に、マイナスに考えないほうがいいですよ・・・想定内を広くしておくことは大切ですが、その一部を掘り下げて不安や心配を膨らませないほうがいいと思います・・・などと言える訳もなく、話題が変わってほっとした。

1時間ほどで別れたが、彼が私から元気を得たかどうか定かではない。彼とはいつも割り勘でお茶を飲むだけで、食事をしたり、ましてやいっしょに酒を飲んだこともない。こんな関係でも友人と呼んでいいのだろか・・・友人の定義が定かでない私は悩むところだ。ともかく、彼が元気になって帰ったことを祈りたい。