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SOLILOQUY

ひとりごと

 
September 02, 2010 21:49:24

料理

カテゴリー: 日記
ある人からフランス料理とイタリア料理の違いを聞かれた。ありったけの知識で答えてみた。

昔、コース料理というものは、フランスにもイタリアにもなくて大皿に盛り付けられた料理を中華料理のように取り分けるというスタイルが一般的であったようだ。一人一人の皿で順番に出てきた料理を食べるというスタイルはロシア風を新しもの好きの王侯貴族が取り入れ、今言われるフランス料理の原型となったのではないかと言われている。パリという町は内陸にあるため、産業革命以前には海の幸は食べられる状況になく、また大都会ということで、新鮮な素材が手に入らない環境にあり、野菜も含め、魚肉は加熱して仕上げるのが当たり前・・・だから匂いの強いハーブやそれらを使ったソースが発達した。バターは当初、食用ではなく塗り薬としてイタリアで作られたと言われるが、イタリアでは食材として開花することがなかった。反してフランスでは、ほとんど全ての料理にバターが用いられる。食材そのものの味よりもソースや調理技術が、料理の良し悪しを決めていたフランス料理では、コクをだすためにバターは欠かせない存在となる。新鮮な食材が豊富なイタリアでは、地中海の太陽の光を浴びて育ったオリーブから抽出されたオリーブオイルが料理にかかせない。新鮮な素材はオリーブオイルによってさらに味が引き立てられ、摘みたてのトマトにオリーブオイルをつけて食べるという感覚はまさにイタリア料理の醍醐味と言えよう…。内陸にあり日照時間の短いフランスではトマトは加熱して食べるのが当たり前で、きっとパリ近郊で採れるトマトそのものが加熱して旨みが出る品種なのかも知れない。品種や気候環境によって味の異なるワインも土地柄に合わせて作られてきた。料理の発展にもワインの改良にもお互いが影響しあったに違いない。イタリアワインとフランスワインの違いも、そのあたりにあるに違いない。

移動時間の短縮、世界中の情報の氾濫により、イタリア料理もフランス料理も区別がなくなったと言われる今だからこそ、パスタとピザで区別するのも分かりやすいかも知れない。

あぁーっ しんど・・・疲れた。間違ったことを書いてるかも知れんな…。
その場合は、許してくださいませ。
あやまれと言われれば謝り、訂正いたします。