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SOLILOQUY

ひとりごと

 
September 03, 2010 20:00:00

仮面

カテゴリー: 日記
ギターの発表会に、参加することにした。

昨日、レッスンが終わって先生がいつものように、「なにか質問はある?」と言われたので、「発表会にまだエントリーできますか?」と聞いてみたら、「勿論大丈夫だけど、どうしたん・・・」と言われたので、「あれから、発表会にお誘いを受けたけど断った・・・とある人に言ったら、せっかく先生から言われてお断りするなんて失礼じゃーない??お稽古事は発表会に出たら上手くなるもんですよ・・・と言われまして・・・」すると即座に「それ誰?」と聞かれ、マダムの説明をするのがやっかいに思い、口篭っていると、「まぁーええけど。」

私は続けて
「発表会は誰も聴いてないでしょ・・・身内の演奏以外は・・・今回は誰も呼ぶつもりないし・・・自分のためだけに演奏すればいいと思ったんです。それで、お願いがあるんですが、順番はトップで行かせてもらえますか?」
「新しい人が先になるんだけど、えーっと、参加者で一番新しい生徒さんはあなただから・・・一番やね。大人は、みんな一番最初はいやがるんやけどね・・・」
「早いこと終わったほうが、後が楽でしょ・・・」
「そうそう、後になるほどみんな上がるのよね・・・教室で一番上手い弟子は女の子やけどね。上手いのに彼女はいつも発表会の時はめちゃくちゃ緊張してね・・・それが見ものなのよ。自分の番が終わらんと他人の演奏聴かれへんしね・・・。早いこと終わったほうが正解やね・・・。」
「もう一つお願いがあるんですが・・・、演奏中に仮面をつけて弾いてもいいですか?オペラ座の怪人のような・・・自分と違う人格になったら上がらないでしょ・・・。」
「エっ、エーっ、エエけどね。いままでにサングラスかけて演奏した子はおるけど・・・」

このように全ての希望が叶い・・・、参加することにした。
一ヶ月間、家に帰ってから、力を入れて練習しようと思う。