発表会が迫ってきて…時間があればギターを触るようになった。結局本番では練習曲を3曲演奏するが、ここへ来て指がメロディーを覚え自然に動くようになったので楽譜を見なくても弾けるようになり、ここから感情を込めた演奏ができるようになる。昨晩なんぞは布団のなかにギターを持ち込んで、寝ながら練習していた(こんな弾き方は邪道だと自分でも分かっているが…)。楽しい毎日だ。一つ目論見が狂ったことがあるのだが…先生に私が演奏順はトップだと念を押していたのに、急にくじ引きで順番を決めると知らされた。先生いわく「私の教室では、経験順にすると面白くないから、前回から当日のくじ引きで決めてるんよ…だから一番上手い人が最初になるときもあるし、初心者が最後になることもあるのね…。」とおっしゃるのだが、前回からそうであったなら、私が出場するかどうかの条件に“順番は最初でお願いします。”とお願いしたときに、あっさり“あなたが一番やは…”と、おっしゃった先生の言葉はいったい何だったのだろう…と思うのだが、ここまできたら、まぁーいいかと思うしかない。ともかく先生のほうが一枚上手のようだ。 一生懸命練習して感情を込めて弾けるようになり…前日には結構自分で納得できる演奏ができるようになるのだが…当日緊張のあまり失敗を繰り返す。目に見えた近い未来である… さて、仮面の力はいかなるものか…一度試しに掛けて演奏しておこう。誰にも見られないように… |