今年も終戦記念日(敗戦記念日)が、もうすぐやってくる。奇しくも今年は、例年より優れた反戦映画が封切られた。一つは“風立ちぬ”、もう一つが“少年H”である。
風立ちぬを、封切りの次の日に観て泣いた。昨晩少年Hを観た。少年Hは私の町の物語である。私の知っているロケ地がいっぱいでてきた。私の父が通った学校が主人公の通う学校だった。私の父が私に語らなかった戦争の話だった。
二つの映画は、まったく違う手法で、戦争のできごとを描き、戦争の無残さを見事に表現していた。
今、日本人は正しい歴史認識を行うために、今まで避けていたこと、教えられなかったこと、伏せられていたことを知る時代になったのだと思う。
世の中の新しい動きのはじまりを、エンターテイメントのクリエター達が敏感に感じているのだと思った。 |