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SOLILOQUY

ひとりごと

 
July 26, 2012 16:03:19

招待

カテゴリー: 日記
一昨日、知人が私の高校の一年先輩の…大きなレストランの総支配人が私に会いたいと言っているから、いっしょに来てほしいということでそのレストランに出かけて行った。支配人には面識はあるが、それほど親しいわけではないので…それも知人を介して…であるから、何故急に私に会いたいのか不思議に思いながら知人といっしょに坂道を登って屋敷(レストラン)の門をくぐった。
支配人のおよばれのようだから、フランス産ぶどうジュース(支配人は酒を飲まない)をかかえて行ったら、たいそう喜んでくれた。

高校当時の馬鹿話に花が咲き、メイン料理を食べ終わる頃、レストラン(大きな木々に囲まれた庭園がある)の絵を私に描いてほしいという話が飛び出してきて…やっと私が呼ばれたわけが分かった。
そう言えば30年前に私が描いた絵本(アメリカのある田舎町の一日の出来事を描いた)を10年ほど前に支配人にプレゼントしたことがあったように思う。

その日は支配人のご招待だと思っていたら、食事代を支払ったのは企画会社を経営する知人のようで、私に絵を描かせて印刷物やホームページの仕事にしようとしていることが分かってきた。
支配人のご招待だと思って、ぶどうジュースをかかえて行ったのに、大きな誤算である。

そんなわけで、成行きで絵を描くことを断れなくなった私は、この先描くことになりそうだが…知人から1枚幾らで描いてくれるかと問われた。
さて、どうしよう。絵本を描いた当時の私の絵の価格はF10号で50~60万円程度だったが、今ではもっと低い評価しかないだろうし…また、あの当時の根気が今の私には欠けている。正直言って、長い間筆を持っていないので自信がない。

いやと言えず、引き受けてはみたものの、課題山積である。

ちょっと時間をとって、とりかかることにしようと思う。ともかく価格は相手のいい値で納得するつもりだ。