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SOLILOQUY

ひとりごと

 
July 14, 2012 11:48:22

血肉

カテゴリー: 日記
昨日、奇しくもfacebook上で二人のカメラマンと友達になった。一人はファッション関係で…、あるコレクションの専属カメラマン…。もう一人はオーロラを撮影するためにアラスカの大地を一人で旅するフリーのカメラマンだ。同じ写真家と言っても全く違うタイプの人間二人だ。

モデルを撮影するカメラマンは、一見女性的な…しかし、よく見ると攻撃的な性格を持っている。大自然のなかでオーロラが現れる瞬間を一人で待ち続けるカメラマンは、がっしりした体つきで一見攻撃的(実際に合気道の有段者である)に見えるが、正確はおっとりした猫と言った正確だ。

同じ職業でも被写体によって、向き不向きがあるのだろう…。
二人のカメラマンの撮影する対象が逆転したら、お互い優れた写真が撮れるとは思えない。客観的にみて、どちらのカメラマンも常に自分の本質に違わない被写体に向き合っているわけで…要するに二人は幸せな人生を歩んでいる。

私も、事業をしていた時の束縛から離れ、今は好きなことに時間をとれるようになった。これから豊かではなくとも心にゆとりのある人生を送りたい。

それにしても、自分自身が事業家には向いていなかったと…いまさらながら…思う。
自分の本質と違う人生を歩んだことも、自分の血肉になったのだと思いたい。