一昨日、出会ったイラン人の主宰する団体のホームページを見た。 団体の理念に関連して、イラン13世紀の大詩人、サアディ―が詠っている言葉が書かれていた。 「人類はみな、一つの本質からなり、手足と同じように、一人一人がつながっている。ゆえに、もしどこかが痛めば、ほかの部分も痛みを感じずにはいられない。汝がもし他人の災難に胸を痛めないなら、その時は、もはや人と呼ぶに値しない。」 世界中のすべての人間が、この考え方のもとに生きたら、世界から戦争がなくなり、飢餓が無くなり、独裁がなくなり、愛に満ちた世界になるだろう。 “この考え方を持って、活動する人がいるという現実…。” “この考え方が世界の主流になることは無かったし、これからもそれは不可能だという現実…。” 世界の平和を、まだ見つめて生きていない私は、現実を直視しながら、今できることを始めてみたいと思う。 一昨日の出会いは、そう考えさせられる…ひと時であった。 |