私が、“言いだしっぺ”となって、できた町の会があって…。 その会の理念の一部に、私が考えた文言がある。 今日はそれをご紹介したい。 社会貢献と経済価値のバランスをとりつつ 目先の利益を追うことなく 近未来に 町としての価値を上昇させるための 礎となる活動を行う とある。 “会の理念”とは、同じ考えをもって集まってくる人たちの合言葉になるものであるが、同時に考えの異なる人を会に近寄らせないためにも必要であると考える。 要するに、会に入会したらすぐにどれだけの利益があるかという考えの人ばかりが集まれば、他地域とさして変わらない差別化のない活動しかできないと考え、時間をかけ参加者の意識を、歴史文化資産の深い理解のうえで、町のオリジナリティーのある特徴を掘り下げ共通の認識を持ったうえで外部にアピールする組織を目指している。 新しい町の価値基準の提案を目標とするものだ。 この会は、非常にゆっくりと歩み始めている。 この時間が、新しい未来を作るためには大切だと、私は言い続けようと思う。 みんながついてきてくれるだろうか… 誰にも言っていないが、私は来年この町から離れようと考えているのだが… それまでに、この会が、私なしで機能する会に育つことを祈る。 |