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SOLILOQUY

ひとりごと

 
December 02, 2011 13:27:52

相槌

カテゴリー: 日記
私はギターを習っているが、私にとってギターの先生は変わった先生で、先生にとって私は変わった生徒だと思う。

レッスンに行っているのに、しばしば全くギターを弾かずに帰ることもあるし、生徒の私が「先生、今日はもう頭がいっぱいなので、これ以上のレッスンは無理です。」と、先生の指導意欲を制して退散することもある。それにレッスン中に私はメモをとることはない。その場で暗記できること以上の内容をメモまでして覚えようとは思わない。

私は先生の音楽に対する姿勢を尊敬しており、人間として好きである。おそらく先生は物づくりにおける私のバランス感覚を認めており、だからコンサートのパンフレットのデザインや写真撮影を私に依頼してくる。

私は、将来ギター演奏のプロフェッショナルになるつもりはなく、あくまでも私の青春時代に憧れたギター曲の数曲が弾きたいがためにレッスンに通い始めた。
最近では、先生の話を聞くことが楽しみで、先生に私が感じたことを聞いてもらうことが楽しみで先生に会いに行く…と言う具合だ。

1週間ほど前、教室で先生が大先輩の生徒に指導している時の二人の演奏を聴いていて、気が付いたことがある。先輩はテクニックを充分持っているのに、先生の奏でる音と比べると明らかに薄っぺらな音にしか響かない。
そこで私は納得した。演奏とはその曲を自分がどのように理解するか…テクニックよりも理解力が大事であると…。
昨日、そのことを先生に話してみた。すると先生は相槌を打った。
音楽に対する目標も持たずに、レッスン場にやってきて好き勝手にまくし立てて帰る私を、先生はやっかい者だと思っているかも知れない。

先生にとって私はやっかいな生徒かもしれないが、あまり教えることもないのに毎月月謝を運んでくる、有難い生徒に違いない。

そんな感じで来週もレッスン場にいくだろうと思う。

結局、私はなにが言いたかったのだろう…