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SOLILOQUY

ひとりごと

 
December 13, 2011 17:35:16

老人

カテゴリー: 日記
今年も12月…、お歳暮を贈った。もう取引先というところがなくなったから、数はしれている。弁護士2名、会計士3名そして10年ほど前にお世話になった超能力の老人である。
超能力の老人というのは、スプーンを曲げるとか、未来を予言するとかができる人ではない。いやひょっとすると、できるのかも知れないが、私はその人にそんなことを望まなかった。当時その人の家にいき、私が「どうでしょうか?」と問う。すると少し時間をおいて、いつも決まって「よっしゃ…だいじょうぶや!」と答えを返してくれた。

なにがだいじょうぶなのかを、私は聞いたことがない。苦しい時に老人の家の門をくぐったのは、「よっしゃ…だいじょうぶや!」という一言だけを聞きに行っていたように思う。

苦しい時、近くにいる人が「よっしゃ…だいじょうぶや!」と言ってくれたらどんなに心強いだろうか。
私は超能力の老人にそのことを教わった。だから悩んでいる人が近くにいる時、私は超能力者ではなく友人として、その人に「だいじょうぶ…うまいこといくよ!」と言うようになった。

超能力の老人とは10年ほど会わない期間があった。その間に私はすべてを失い、生まれ変わった。
以前、私を支える言葉を投げ続けてくれたその老人に会いたくて1年ほど前にご自宅を訪ねた。玄関先でお会いすることができご健在を確認でき、しばらくしてお歳暮を贈った。
今年も、わずかばかりの感謝の気持ちを贈ることができたことを嬉しく思う。

私はこれからも誰かに「だいじょうぶ…うまいこといくよ!」と言ってあげたいと思う。

だいじょうぶ…うまいこといくよ!