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SOLILOQUY

ひとりごと

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December 01, 2010 21:23:56

弁当

カテゴリー: 日記
11月になってから、私の行動範囲が少しいままでと変化していることに気がついた。それは、物語について身を入れて考えようとしたことや、町のことに時間を裂こうと思ったことなど、自分で変わろうと思った結果ではあるのだが、それだけではないような気がする。12月になって、その感覚がさらに確かなものになった。人には変化する時期というものがあって、その大きな流れのなかで、私もなすべきことをしているだけなのだろう。もしかすると、これは逆らえない現実で…このことに気がついた場合自然体で変化に身を委ねたほうが賢明に違いない。私のなかの多くが変わる。その結果、蛹(さなぎ)が蝶になるように羽ばたけたらいいな…と思う。こんなことに気がついた自分自身を幸せに思う。

朝の音響機材の搬入設置と前座の出演者のリハーサルが終わりパーティーの始まる前に私は、場を離れた。どうやらメインゲストには宝塚の引退したスターが出演したらしい。空港から直行でリハーサルなしで本番に入ったようだ。昼からの会議では、私が出席してほしかった人たちが、はじめて揃い…なかなかいい会であった。半年後には、間違いなく対外的にも力をつける団体になると思う。音響機材の撤収には戻れなかった。音響の先生には悪いことをした。会社に戻れば、先生からイベントで主催者から出された幕の内弁当が届いていた。家に帰りひとつの弁当を皆で分けた。勿論弁当以外にも晩御飯が用意されていた。今日の心残りは、料理ができなかったこと…

明後日までには、法務局に行かねば、海上保安庁の事件も静かになったようだし…
December 02, 2010 21:13:50

明方

カテゴリー: 日記
ここのところ良い天気が続いていた。朝の5時半頃起きて散歩に出かける。まだ真っ暗で、ちょうど月の左下に多分明けの明星(金生)と、月からかなり離れた右下方に、少し光の弱い星が見える。なんという星か分らない。ここもかなり空気のきれいなところだが、それでも、この時間は二つの星が見えるだけ…散歩のコースに西に向かう一直線の道があるが…しばらく歩いていると、星はひとつ…そして一つ見えなくなる。振り返ってみると東の空が白みはじめ、明るい空が私に追いつき追い越して、あんなに大きく輝いていた月も飲み込んでしまう。家々が沢山の色に染められていたことを思い出す。この朝のひとときを私は好きだ。私がどんなに悩み苦しもうとも、この大自然の営みは明日も変わることなくくり返される。自分のちっぽけさを感じ、自分が大きな世界の一部であると知る。私の悩みや苦しみがいかにささやかなものか…。
今夕、雨が降り始めた。明日の朝は月も星も見ることはできないだろう。それでも光が私の背中から照らすに違いない。

明日は、法務局に行かなければ…
December 03, 2010 17:28:09

突風

カテゴリー: 日記
今日も、法務局へ行けなかった。でも、これが当たり前と言えばそうなんだ・・・とも思う。私には仕事があって、優先順位から考えると、どうしても仕事をちゃんとやっておかないといけない。物語を作ることで収入を得られていないのだから・・・。その点オーストラリアの研究家は大学から収入を得るプロフェッショナルの研究家であるし、我が町の研究家もすでに会社を引退して研究に没頭できる環境にある。現役にまだ少し足を突っ込んでいる私との違いがここにある。それでも来年の5~6月に物語を完成させるためには、大方の調査は年内に終わっておきたい。再来週あたりから仕事の関係やら付き合いで夜も遅くなりそうだし、来週前半には法務局へ行かなくては・・・法務局での調査時間が1時間や2時間であれば、仕事の合間をみて行ってしまうのだが・・・100年近い前の土地台帳を引っ張り出して片っ端から調べるとなると少なくとも半日はかかりっきりになってしまう。覚悟を決めて行かねばならない。

今日の昼間・・・町に突風が吹いた。私の建物にも扉のガラスにひびが入る被害がでた。暖かな一日であったが、これからしばらくすると冬の寒さが急激に襲ってくるに違いない。例の山道を覆う落ち葉の絨毯は、今日の突風で来年までお預けとなった・・・と知った。
December 04, 2010 21:22:02

移転

カテゴリー: 日記
今日、顧問弁護士の事務所からfaxが届いた。事務所移転の案内の報せである。そしてなかには、新たに二人の弁護士を迎え入れたと書かれていた。一人は京大法学部卒業後、防衛庁に勤務しキャリアを積んだ後、弁護士になることを決意し一橋大学法科大学院に入学、司法試験を突破し、本年12月に法曹資格を得て勤務予定・・・もう一人は東大工学部都市工学科を卒業後、竹中工務店に勤務し建築に関する様々な賞を受賞した後、弁護士になることを決意し、心機一転大阪大学大学院高等司法研究科に入学、本年12月に法曹資格を得て勤務予定という。今朝、子供と話をしていて、今晩、中学時代の友達に久しぶりに出会うという・・・そのうちの一人は、灘高から東大に進学したが、本年大学卒業と同時に医者になることを決意し、阪大医学部に入学したと聞いた。今日は、やり直し人生の話がいっぱい入ってくる。これは、特別優秀な人達だけの話なのだろうか・・・いやいや、人生のやり直しは誰にでもある。平凡な私だって数年前に人生をやり直している。あなたにだってある(あった)に違いない。要するに、自分が今まで積み上げてきたものを、崩す勇気があるかどうか…自分を信じることができるかどうかに、かかっているに違いない。

みんなが幸せになれるように、心のなかで祈った。
December 05, 2010 23:49:36

悪夢

カテゴリー: 日記
36番カーブ…私が会社への行き来で利用する山道の…町から入って36番目のカーブである。4年前に事故を起こし、車の前面を大破した曲がり角である。今宵もこのカーブを通って帰ってきた。この道を通るたびに安全運転を誓う。あの悪夢のような一瞬を思い出す毎日が…どれだけ私の人生に深い記憶を刻んでいることか… 自分の能力以上のスピードを出してはいけないこと。他人と下手に競走しないこと。履いているタイヤの摩耗に気をつけること。どれも自分自身の現実の姿の把握である。町は、イルミネーションが始まり渋滞ができるほど活気づいていた。今日の山道は、対向車もなくいつもより静かに暗く、途中…猪の親子がヘッドライトに照らされ、慌てて車道から山に逃げ込んだ。街灯もなく携帯の電波も入らないこの道は、これからも私に教訓を思い出させる存在であり続ける。

朝から昼まで…わが町の例のあの会社のクリスマス会に、音響の先生の手伝いで出かけた。今日の催しは、ヨガの先生でボーカリストのダンサーとバンドネオンの入ったタンゴバンドのスペシャルバンドだった。本社エントランスの仮設舞台に招かれた近くの保育園や幼稚園からやってきた園児たちも参加する楽しいクリスマス会であった。いつもと違い、26才の青年が一人先生の手伝いに入っていた。ロックバンドの現役ギタリストであるが、音楽では食べられずコンビニの夜勤を終えて手伝いにやってきた。すごく気立ての良い子で…先生は、音響の弟子に育てたいと思っているに違いない。その子に、私がいくつみみえるか聞いてみた。彼は「37~38歳」と答えた。実にいい子である。
December 06, 2010 20:36:31

版画

カテゴリー: 日記
今日、銀行の帰りに商店街を抜けた。楽器屋に寄って音叉(チューナーは持っているが)と爪磨きを購入・・・案内状をもらっていた小さなギャラリーで開催していた船の写真展を見に行って、小さな笛付き(船乗りの携行品)のキーホルダーを買い求め、斜め前のパン屋さんに入ってパンを見た(見ただけで買わなかった)。なかなかおいしそうなパンが揃っていた。ふらっと入ったモダンな古書店・・・古書の棚が並ぶ部屋の向こうは画廊になっていて、版画が展示即売されていた。奥の階段から2階に進むと、やはり同じ女性の版画が展示されていた。階段を登りきり、部屋に入った正面の壁に飾られた少年の顔の版画が目に留まった。値段も手ごろで思わず衝動買いした。3時に作家が来廊すると聞いたが、会わずに外へ出た。明日が展示会の最終日なので、近いうちに作品をいただきに、またこの店を訪ねなければならない。何年ぶりかで作品を買った。原価数百円(数十円?)の品を数百倍(?)のお金で購入する。自分の価値観に対してお金を支払う。この行為を私は豊かさ・・・だと実感する。商店街を抜けて会社への帰り道・・・、ある人のブログのなかで見た数件の推薦飲食店の前に立ち、表に出されたメニューと価格に見入った。いつかまた食べにきたいと思った。銀行帰りの小旅行・・・。

法務局へ行く時間が作れない。どうしよう・・・
December 07, 2010 21:59:18

老人

カテゴリー: 日記
今日は、2年前までお世話になっていた税理士さんに年末の挨拶に行った。ある事情で今は違う税理士にみてもらっているが、お世話になった方には仕事抜きで感謝の気持ちを持ち続けたく思い、今でも年に2~3度は車で40分程の時間をかけ事務所に立ち寄るようにしている。元気な彼の顔を見た後で、事務所から10分ほどのところに住む…かれこれ10年ほど会っていない老人を訪ねた。その老人には不思議な力があり、以前会社の経営が苦しかった時、パワーなるものをいただきに家族で何度か訪ねたことがあった。パワーといっても、特に目に見える奇跡がおこることはないのだが、最後にいつも‘だいじょうぶや…心配無い!’と言ってくれる、その一言がどれだけ、私に勇気を与えてくれたことか…。結局お会いしなかった10年あまりの間に、私の人生は大きく動き、生まれ変わった新しい人生を生きている。苦しかった頃に力をいただいた御礼を言いたくて、ここ数年間で何度か電話させていただいたが、いつも不通状態で、お年のこともあり、ひょっとすると…などと考えつつ、今日お会いできなければ今後連絡することはないものと思いながらチャイムを押した。しばらく待ったが、夕方だと言うのに家の中に灯りの気配はなく、人気を感じず、後ろ髪をひかれながら、車に乗り込み、少し先の空地でユーターンして家の前を通った。すると小さな老人の姿が見えた。車を飛び降りて近づくと、すでに90才近くになっておられるだろう師匠が立っておられた。私の名前を名乗ると覚えておられ、数年越しの感謝の気持ちを伝えることができた。以前と同じようにずっと微笑んでおられた。
私の心に引っかかっていた小さな刺が抜けたような気がした。今、誰も恨むことなく、妬むことなく、感謝の気持ちをもって生きていていることに感謝した。
December 08, 2010 22:32:45

手術

カテゴリー: 日記
今日、知人の奥さんの5回目の手術があった。手術終了直後、転移性ということでホットした…と言うメールが届いた。縦7×8cm、幅2×3cmの肺の20分の1位を除去し、医者から生活に全く支障がないと言われたと書かれていた。肺にまで及んだガンが末期に近いという認識をもつ私は、どのようにメールを返すべきか悩んだ。これからも、奥様の支えになってあげてください…と書いて送信した。知人の晩年は、イバラの道だ。若い頃に何不自由のない他人の羨む人生を歩み…、自分の思い通りの事業を展開し…、徐々に遠ざかる幸せに手をうつことなく全てを失った。今、自分の至らなさを悔い、奥さんに献身を捧げる彼の姿をみると心が痛い。彼のこの世で二度目の人生は、苦難を背負って生きていく運命なのだと思う。誰もが自分の一生のなかで、それまでとは違う人生を歩む複数の転機をもつに違いない。今の時点で私自身の人生を振り返れば3度以上の転機があったように思う。今が幸せだと感じる私は、今後悪い人生への転機が訪れないことを信じ、祈りたい。悪いことは、いつまでも続かない…そして良いことも…いつまでも続かない。そう思いつつ、生きていることが、未来に起こるすべてに対応できる自分であるための秘訣のように思える。

彼の奥さんが、今日も、明日も安らかであるように、祈りたい。
そして、知人にとって、良い方向への転機が次にやってくることを祈りたい。
今日出会ったすべての人の幸せを祈りたい。
December 09, 2010 20:24:15

才能

カテゴリー: 日記
私は、以前よく絵を描いていたが、今はあまり描くことがない。私は本質…絵を描くことが、あまり好きではないように思う。しかし、私がこれまでに描いた作品を見て他人は私が絵が上手いという。絵が上手いということと、絵が好きということは根本的に全く違う範疇のことだが、一般的には…そこのところ、一緒くたになっているように思う。要するに絵が上手い人が、絵が好き…とは言えないということだ。おそらく単に絵が上手い人は、他のことをやらせても、そこそこ…周囲の人よりも、なんでもこなしてしまう。反して絵が好きな人は絵以外のことを、あまり上手くできないことが多々ある。私には絵が好きな人に憧れるところがあり、その人たちの作品を見ていると、私にはない画面に向かう純粋さを感じる。私が絵を描くときには、他人から上手く見られたいという邪心が頭をもたげている。絵の好きな人にはそんな虚栄が存在しない。絵が好きな人は純粋だ。純粋な心を持つことは、それだけで素晴らしい財産である。それが財産であると分かる人のなかで解き放ってあげたい。私は絵が上手いと言われる存在で、絵が好きな人の素晴らしさが分かる人間だ。私が過去に見失ってしまった対象に純粋に向かう心を持つ人達が、大空に羽ばたくささやかな手伝いができれば…と思うのだが、今は力不足だ。もう少し私が力をつけることが必要に思う。

輝く才能をもった君に贈る…
December 10, 2010 22:06:35

電話

カテゴリー: 日記
私が以前経営していたガラス器(作品)店の販売を任せていた10歳年上の素敵な女性がいる。現在は彼女を紹介してくれた方が経営する作家物を扱うギャラリーで販売員として働いているのだが・・・私はときどき、ギフトだとかの気の利いた品を探しに訪ねていくことがある。今日は、母のような存在(年齢差がそこまでないから、本人は嫌がるが・・・)の彼女に電話して、“おれ、おれや・・・おれ・・・”と冗談で言ってみた。前回電話したときには“母さん、僕です。母さん・・・”と言って‘そんな大きな子供はおりません!’と言って調子を合わせてくれたものだから、きっとすぐに私だと分かるだろうと思ったのだが、電話の向こう側に戸惑いと怒りが混ざった表情を感じ取ったものだから・・・すぐに名前を名乗った。すると“・・・あっ・・・○○さん。彼女は、今日はお休みなんですよ。例の詐欺かと思いました。”と、返って来た。なんと私が“おれや”と言った相手は店の主人だったのである。同じくらいの年齢ということもあるが、あまりにも声が似ていて、とんでもない間違いをしてしまったものだ。主人に平伏低頭で謝れば・・・笑い声で受け流されたが、きっと“ええ年したおっさんが、たちの悪い冗談して・・・”と思われたに違いない。今日は一日小さくなって生活した。

親爺ギャグには、くれぐれも気をつけよう・・・と、今後の人生のために反省仕切りである。
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