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SOLILOQUY

ひとりごと

 
December 13, 2010 18:02:11

良心

カテゴリー: 日記
やっと法務局へ行った。土地台帳と言う書類を閲覧した。1920年前後の土地所有者のなかに、私が調べているグリフィス氏の名前があるかどうかを確かめるためだが、結論から言うと無かった。オーストラリア在住の研究家は、ウィリアムズコレクションのなかに間違いなく記載されている・・・と断言したが、今日の調査では無かった。このことから考えられることは、グリフィス氏が誰か日本人から土地を借地していたために名前がないか・・・もしくは、我が町の研究家が言うように、その場所は“芸者ハウス”であってウィリアムズ氏が間違って記録してしまったかのどちらかである。歴史という過去を紐解く作業では、確かではない記録が真実のように一人歩きすることがある・・・と、実感した。現在信じられている坂本龍馬の人間性もさぞかし作家の思いが入ったフィクションに違いない。
さて、私はこのことについてこれ以上追求することは止めておこうと思う。私は歴史研究家ではなく、作家を目指しているのだから・・・
次へ進もう・・・

夕方主治医をたずね、血液検査の結果を聞いた。
すべてパーフェクト・・・このたび新しく検査項目に入れた前立腺癌の検査も問題なかった。主治医は、“うまくコントロールしてますね。お酒の飲み方もうまいと思いますよ!”と褒め上げた。喜んで診察室を出て待合室で清算を待っていると・・・医者が出てきて「今度、私の知人がクリスマスイブの日にお酒のお店をオープンするんですが、良かったら行って見てください。」と言って案内状を手渡された。いいんですか私の主治医でしょ・・・とは言わずに、笑いながら、行ってみますと言って受け取った。
診察室で声をかけなかったことが、医者の良心ということだろうか・・・