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SOLILOQUY

ひとりごと

 
December 05, 2010 23:49:36

悪夢

カテゴリー: 日記
36番カーブ…私が会社への行き来で利用する山道の…町から入って36番目のカーブである。4年前に事故を起こし、車の前面を大破した曲がり角である。今宵もこのカーブを通って帰ってきた。この道を通るたびに安全運転を誓う。あの悪夢のような一瞬を思い出す毎日が…どれだけ私の人生に深い記憶を刻んでいることか… 自分の能力以上のスピードを出してはいけないこと。他人と下手に競走しないこと。履いているタイヤの摩耗に気をつけること。どれも自分自身の現実の姿の把握である。町は、イルミネーションが始まり渋滞ができるほど活気づいていた。今日の山道は、対向車もなくいつもより静かに暗く、途中…猪の親子がヘッドライトに照らされ、慌てて車道から山に逃げ込んだ。街灯もなく携帯の電波も入らないこの道は、これからも私に教訓を思い出させる存在であり続ける。

朝から昼まで…わが町の例のあの会社のクリスマス会に、音響の先生の手伝いで出かけた。今日の催しは、ヨガの先生でボーカリストのダンサーとバンドネオンの入ったタンゴバンドのスペシャルバンドだった。本社エントランスの仮設舞台に招かれた近くの保育園や幼稚園からやってきた園児たちも参加する楽しいクリスマス会であった。いつもと違い、26才の青年が一人先生の手伝いに入っていた。ロックバンドの現役ギタリストであるが、音楽では食べられずコンビニの夜勤を終えて手伝いにやってきた。すごく気立ての良い子で…先生は、音響の弟子に育てたいと思っているに違いない。その子に、私がいくつみみえるか聞いてみた。彼は「37~38歳」と答えた。実にいい子である。