居留地時代にドイツ人貿易商と京都の舞子さんとが結婚した史実を研究し、その研究をもとに2人の物語を小説に書いている女性歴史研究家からメールが入った。 物語が完成し、あるタウン誌に連載されることになり、その雑誌の編集長の推薦もあって、私に挿絵を描いてほしいと言うのだ。 私は即答せず、一度お会いしましょう…と返事を送った。 自分としては、絵を描く能力を認められていることは喜ぶべきことだと思うのだが、今から絵描きで名を売ろうとは思わないし、なにより雑誌の挿絵となるとタイムリミットを守れるかどうか、他の活動を考えると少し自信がない。下手に承諾して作家に迷惑をかけることもできず、躊躇するものがある。 お断りするにしても、お会いしてとのこと…と思い、来週直接会ってお話しすることになった。 最近、私の周囲がとても良い感じで回っている気がする。新しい動きが見えてくる。 さて、どんな答えを出すことになるだろうか?どんな結果になろうと、今なら最善の選択ができるような気がする。 |