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SOLILOQUY

ひとりごと

 
January 30, 2014 11:48:36

梯子

カテゴリー: 日記
先日、町に飲みに出て、3軒目に以前覗いたことのある高架下の焼鳥屋に入った。その店は狭いが3階まであり、前回は2階の壁に向かって座る狭い席に案内された。その席からカウンターで店の責任者らしき鳥を焼く男の顔が見え、彼が私をちらちらと様子見しているのが伺えた。

今度は1階のカウウンター席に案内され、目の前にその責任者らしき男が立って、注文を聞いてきた。料理を出し終わって、暇になった彼は自分のことをしゃべりはじめた。以前は大阪でバーをやっていたが、今はこの店のオーナーにマネージャーとして呼ばれ大阪から通ってきている…。この間、東京に行って焼鳥屋を何軒か梯子したが、どこどこが不味くて、どこが良かった…私が聞いてもいないのに彼の方からどんどんしゃべりかけてくる。おまけにカウンターから出てきて私の後ろからも話かけてきた。私はいやと言う素振りもせずに話を聞き続けた。

店を出る時、一言彼に声をかけた。“いつか、あなたは経営者になる人だと思います。きっとそうなると思います。”彼は、ニコッと笑って“ありがとうございます。”と、頭を下げた。
私は続けて言った。“この店にいるうちに、話をしないでもお客様との関係がおさまる何かをみつけられたらいいですね。”と、言った。
彼はもう一度“ありがとうございます。”と、言った。

あーッ、なんて私はいやなおっさんなんだろう。そんなこと…言わなくてもいいのに…。悪意がないことは確かなんだけれど、分かってくれたかな?

などと…店を出てから落ち込んだ。