昨日、清荒神さんにお参りに行った。毎年母を連れ、車で行くのだが、昨年母が手術をして疲れやすくなり、また寒さも厳しいとのことで今年は一人で参拝した。 線香の煙を体の悪い部分に手繰り寄せ、古いお札を納め、鈴やドラを鳴らし、観音様?に水をかけ、銅像を撫でまわし、あらゆる賽銭箱にお金を入れまわり、そして新しいお札を買う。その後参道の露店で干し芋を買う。いつもと同じ…去年と同じ行動をこなし、あらゆる日本の神仏が祭られている宗教のテーマパークを後にした。 私が、体が弱かった子供の頃、祖母は私が元気になるようにとの思いを込めて、私の身代りのお地蔵さんを荒神さんに納めたと聞いた。だが私はその地蔵を見たことがない。 普段、氏神様しか参らない私が、清洲荒神さんには参る理由の一つがそこにある。 今では、特に体で悪い部位はなく、荒神さんのご利益のお蔭かなとも思ってみたが、それより祖母が私の健康のために寄せてくれた強い願いのお蔭に違いないと頭を巡らせていると、久しぶりに祖母の顔が鮮明に思い出された。 来年は母を連れて来れるだろうか? 催事記の一つとして、私はまたここを訪れようと思う。 |