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SOLILOQUY

ひとりごと

 
January 24, 2014 18:53:34

療養

カテゴリー: 日記
先日ここで書いた…店じまいした“そば粉のガレットの店”の前を通ったら、ちょうどシェフが店に入ろうとして私に気づき、声をかけてきた。彼の話では、オーナーのシェフは、昨年の5月の連休明けに癌の宣告を受け、治療に専念するため山の中のレストランも以来休業していたと聞かされた。シェフの病気のことは伏せてガレットの店だけを営業してきたが、このたび山の中の店を任せると言われ、シェフが療養する山里に腰を入れるのだそうだ。

山里の店には一昨年の秋に行ったきり…、主人にもそれから会っていない。昔仕事を一緒にしたこともある彼の病気のことを今日まで知らなかった不義理を悔いるばかりである。
かと言って…目の前のシェフに現在の体調をねほりはほり聞くこともできず、ガレットの店を後にした。

人生には、なにが起こるか分からない。

彼の料理は、もう食べられんかもしれんな…。
私よりも若い彼のこれからの人生が、充実したものであることを祈りたい。