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SOLILOQUY

ひとりごと

 
January 07, 2014 13:57:54

同期

カテゴリー: 日記
毎年私のもとに届く年賀状のなかに、学校を卒業し初めて勤めた会社で、研修期間中に2週間だけ生活を共にした男からのものがある。
彼とはその後職種が異なり一度も会う事なく、私はその会社を3年で辞めてしまったから、かれこれ25年以上会わずにいる。
それでも彼からの年賀状は、毎年必ず届いた。記憶するだけでドイツ駐在が2回、アメリカ駐在が1回、東南アジアが2回…ほとんど海外からの便りだった。
賀状には必ず子供達の写真が添えられ、会わないのに家族にも親しみを感じる同期?なのだ。

今年、彼へ送った便りが返送されてきた。彼からの便りも届かない。
どうしたのだろう?
日本の家は手放したのだろうか?今年も異国の空の下で新年を迎えたのだろうか?それより…彼の身になにかあったのではなかろうか?
いろんな思いが頭の片隅をよぎる。

長い間、会わない若いままの同期の姿が鮮明に目に浮かぶ。
できれば、一度会いたいものだ…と、空を見上げた。