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SOLILOQUY

ひとりごと

 
January 23, 2014 11:47:07

感銘

カテゴリー: 日記
昨日、ある女性が私を訪ねて来た。彼女の亡くなった祖父は町の華僑社会のドンで、社会的地位のあった人物である。

彼女は、いつものように小学校前の一人娘を抱いてやってきた。同じ町の活性化のために動いていた親しい女性から活動から手を引きたいという話を受け、私に相談に来たのだ。
さて、相談の中身はさておき、彼女から祖父の生前のエピソードを聞かされ、心に残ったのでここに書いておくことにした。

“私が、学生の頃、おじいちゃんにハワイに行くから100万円ちょうだい…と言ったら、1万円しかくれなかった。でも祖父は、ある学校には5000万円もの寄付をしていた。そして周囲にするだけのことをしたら自分に必ず戻ってくると言っていた。だから私は目先の利益ではなく、20年先…この娘の代になった時に、町が栄えているように願って、今町のために良かれと思う事をするの…。”と、言った。

ちょっと旅行へ行くのに100万円ねだるなよな…と、思ったが、私は私より若い彼女の信念に感銘し、彼女のためにできることは協力したいと思った。