最近、興奮して怒鳴ることが無くなった。以前は身内や部下と話をしていて、自分の感情が高揚し、徐々に大きな声になって…“そんなに大きな声出さなくてもいいじゃない…。”なんて言われることがたまにあったけれど、部下もいなくなり、妻もいなくなり…怒鳴る相手(私はDVではありません)がいなくなったことや、年齢を重ねたこともあるけれど、毎日静かな日々を過ごしている。 だけど、興奮しないけれど大きな声は出しているかも知れない。 それは、メリハリつけて話した方が伝わる相手だと思う人と話しているときなど…。だいたい世の中には、他人の話を正面から受け止めれる人は少ないんだから、ここぞと思う伝えたいことがあるときは、こちらも大きい声とか、テンポを遅くドスの利いた声なんか意識して使ったりして…。 でも、世間では、興奮しようが、冷静であろうが、どっちも同じで“恐いおっさん”と、思われるだけだろうか…。 今の私は、やさしいおじさんなんだから…。 やっぱり、いつも、やさしいおじさんでいよっ…と…。 分からない人に、分からせようなんて思わない方がいいかも知れない。 なにより、もう現役じゃーないんだし…。 |
1)子供の絵を描くとき、顎を小さく描くと子供の顔になるって知っていますか?頭蓋骨と上顎部は小学生の高学年から死ぬまで、ほとんど形・大きさが変わらないようです。 下顎部だけが大人になるにつれて、大きくなるから…小さな子供の顔をじっとみると体に比べて頭が大きく、下顎が未発達で小さいのです。 2)乳幼児がポカリスエットを飲むと歯が悪くなるって知っていました?ポカリスエットが発売された当時…乳児の体のために良いと思ってポカリスエットを飲ませる親が多かったようで、その頃子供の虫歯が多発したようです。(情報の出所が不明ですが、下のような記事をみつけました。) ポカリスエット(Pocari Sweat)等のスポーツ飲料を2年間に渡って, 朝・寝る前に飲用していた者で虫歯が18本発生した。 これは歯科医師の間でポカリカリエス(PocariCaries)と呼ばれている もので、ポカリスエットと虫歯のカリエスを結合した造語である。 ポカリカリエスは乳児に哺乳瓶でポカリスエットを飲ませたり、 摂取障害を伴う障害児にポカリスエットを飲ませた場合、多数歯にカリ エスが発生する。 スポーツ飲料は正しい摂取の場合、問題はないが、pH3.5という酸性度 砂糖がかなり含まれていることを考えると、寝る前に飲むことや乳幼児 に哺乳瓶で与えることは回避すべきである。 寝る前に飲んだ場合には、再度歯磨きを行うべきである。 その他、ボトルカリエス(Bottle Caries:哺乳瓶齲歯)として ポカリスエット等のスポーツ飲料を乳幼児に哺乳瓶で飲ませた場合、 齲歯が見られ、特に前歯への影響が大きいとする報告がされている。 いずれも歯医者さんに教えてもらいました。歯医者の世界の常識のようです。 下顎の話はなるほど…と、思いますが、清涼飲料水の話は昔の話で、今はだいじょうぶだと思うのですが…どうでしょう?改善されていなかったら大変ですね。 |
一昨日、新しい車がきた。届けに来た営業担当者に“やっとイノブタきたね…。”と言ったら、きょとんとしていた。早速、前日に調べておいたハイブリッドの意味を教えてあげた。 ハイブリッドの語源 ハイブリッド【hybrid】の語源は、ラテン語のヒブリダ【hybrida】 ヒブリダはイノシシとブタをかけ合せて生まれた混種であるイノブタのこと。イノシシ+ブタ=イノブタ 自分で売っているものの商品知識はもっと勉強しといてほしい…と、思った。それは口に出さないけれど…。“明日からセールストークで使ってね…。”と、当たり障りなく言っておいた。 ハイブリッド車…なかなかいい感じだ。エコ運転したくなる車だ。 |
私の知っている24才…芸大卒のフリーターの男性が、正社員ではないがあるディスカウントショップの企業に勤めることになった。彼が今までに学んできたことが、そのまま活かせる仕事だとは思わないし、これまでと同じように作品造りを続けていればいいのに…とも思うが、本人が自分の年齢で定職についていないあせりを感じたのだろう。 まぁー、今のうちに、いろいろやっといたほうがいいかも…。 彼は日本人だが幼稚園・小学校・中学校と日本の義務教育ではなく華僑の学校に就学し、中国語を話す生活を続けた。私は、語学をアピールする仕事をしたら…と、常に彼に言い続けてきたが、これまで耳を貸そうとしなかった。 今の職場の面接のときに、面接官に中国語が少し分かると言ったら、顔つきが変わったそうだ。今時のことだから、その店の顧客層には中国人も多い。同僚に中国人もいるらしく、その人のそばについて、しばらく仕事すれば、忘れかけている中国語を思い出すだろう…と、彼は私に嬉しそうに語ってくれた。 自分のもっている能力を知って、うまく利用できている人は少ないのだろう。 でも、いつか、自分の力を発揮できるチャンスがやってくる…と、信じたい。 と…言うより、本当は、手を伸ばせば届くところにチャンスは流れているに違いないのだが…。 彼が、これからも作品造りを続けていくと信じたい。 |
他の客がいないマダムの店でコーヒーを飲んでいると、唐突にマダムが話始めた。“お金がない時、手放した絵があって…今でもその絵が惜しくて…でも、今、手放すより、その時の方がお金になったとは思うけれど…”なんとなく寂しくなる話だ。私の町で一番早く町場でシェフを雇ってフランス料理のお店を始め、一時は知る人ぞ知るレストランのオーナーであったマダムは、当時は気に入った書画骨董を沢山購入していた。 バブルがはじけ…店の経営状態が悪化し、老舗と言われた店をたたんで、一人でやりくりできる店を始めたマダムは、年を重ねたせいもあるが昔のような輝きはない。 私は暗い雰囲気を変えようと、“物というものは、誰もが同じ価値を持つものではありません。持つべき人が持つことが、物にとって一番幸せなのですよ!”なんて迂闊なことを言ってしまった。 マダムにとって、慰めにも、励ましにもなりゃしない。 訂正する言葉もなく、しばらく沈黙が続いた。 だが、失くした物への執着は、自分を後ろ向きにしてしまう。 今のマダムには今自分に必要な素晴らしいものが寄ってきていると思うのだが…、それが…真っ直ぐに生きてきたマダムの生きた証だと思うのだが…、 そこまでは面と向かって言う事ができない。私は、まだまだ未熟だと痛感する。 |
映画“プロメテウス”を観た。リドリー・スコット監督のSF作品である。人類の創造主との遭遇を描いた大作である。リドリー・スコット監督と言えば、観客を裏切らない作品造りで有名だが、この度も充分私の期待に応えてくれた。 人類の起源に迫る…という副題がつけられているように、創造主(神)の領域に人類が足を踏み入れる…という壮大な物語りが綴られている。 普段私が考えている宇宙感に近いストーリーのため、大変興味深く鑑賞できた。 ここであらすじを書いても仕方ないし、ご自分の目でご覧になられることをお勧めしたい。 人類は創造主に似せて作られた…と、言われることがあるが、実は私もそう信じている。 むしろ人類はほとんど創造主と同じ能力を持っているように思う。ただ、しかし人類には自分の能力をフル稼働した際に耐え売る肉体を与えられず、また“死”を与えられた。それが、創造主が人類に課した大きな足かせだ。 人類の全ての能力には肉体を通してリミッターがかけられており、能力の全開(暴走)を食い止めている。サバーンや芸術的或いは物理学・数学的な…所謂“天才”はリミッターのレベルが高位置に設定されてた人間だと私は考えている。 もし、自分が創造主に近づきたいと思わないなら、他人より秀でている部分ではなく、他人より劣る…創造主の能力から離れている部分が自分の個性だと考え、劣る部分をどう補うか…と努力することが生きている証なのだろう。 そんなことを考えさせられる映画であった。 |