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SOLILOQUY

ひとりごと

 
February 21, 2012 12:36:57

極刑

カテゴリー: 日記
今朝、ニュースで“死刑”の文字が目についた。
極悪人をいつまでも税金を使って生かしておくことがもったいない…という考え方は、ある意味合理的で理解できる。また、極刑を課されることの恐怖を植え付けることで同じ犯罪を阻止しようと言う考え方も、ある意味方法としては理解できる。近親者を殺された親族の怒りも理解できる。

犯罪者の死刑を望む人と、私の罰に対する考え方の違いは…、私にとっての最も重い罰は死刑ではなく、自由を奪い社会から隔離して寿命がつきるまで拘束することだと思っていることだ。

殺人という重罪を犯した犯罪者に、人間が作った法律で、自分は手を下さずに合法的に同じ死をもって贖わせわせることの矛盾をとやかく言うつもりはない。

ただ、私にとって罰における死刑は、犯罪者が受け続けるべき苦悩からの短期間での解放であるようにしか思えない。

私は、決して死刑反対論者ではない。

何故、極刑として“死刑”を望むのか理解できないと言っているだけだ。

一生社会から切り離され、絶対に社会に復帰できずに自由を奪われることを越える苦痛は私にはない。