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SOLILOQUY

ひとりごと

 
February 14, 2012 15:03:09

正義

カテゴリー: 日記
今日の正午前に、私を訪ねてきた知人がいて、ランチをいっしょにとることになり会社の近くのレストランに行った。知人と言ったが実は私の叔母で、私のことを自分の子供より頼りにしていると言って、ときたまふらっと表れ、愚痴を聞かされる。

今日は、文化サークル内の仲間のことを話し始めた。叔母には気に食わない女性がいるらしく正義感の強い叔母にすれば、その人の近くにいると、叔母にとって許せない言動や行動が頻繁にあるらしい。先日その彼女と電話で話しをしていて、腹が立ってきて、今までになく心臓がバクバクと音を立て始め、思わず電話をたたき切ったと言う。時間が経っても、その興奮が収まらず、私にそんな気持ちをぶつけにきたようだ。

食事中にだんだん声を荒げてくる叔母に冷静になるように促しながら、私が思ったことを話した。

“話を聞いて、叔母さんにとって腹が立った人の態度や言動のことより、そんなことで心臓の鼓動を高ぶらせている自分をコントロールできなくなった自分自身の問題が大きいと思うよ…。もの事の筋や正義はそれぞれの立場や考え方の違いで、それぞれの形で存在しているわけですよ。納得できないことがあって、腹を立てていたら相手を中心に自分が回ってしまうことになる。世界の宗教問題をみても相手に自分の正義を押し付けたら殺し合いになっちゃうでしょ…。中心を自分に置いて生きるという事は、相手を思い通りに従わせるということではなく、自分の正義で相手を包むということだと思いますよ…。”

叔母がなにを話していたか全く聞くつもりはなかった。叔母のしゃべり方や態度を見て、感じたことだけを伝えた。

叔母は笑顔を取り戻して帰って行った。

叔母は素直な人だと思う。
もう少し大人になってくれたらいいのになぁ…と、後ろ姿を見送りながら思った。