acchan.com恋愛お見合い - 無料の婚活サイト  どなたもログインしてません  

SOLILOQUY

ひとりごと

 
July 25, 2010 20:18:03

音色

カテゴリー: 日記
昨日、改造の終わったギターをいただきにギター教室に伺った。先生いわく「このギターの木・・・硬いは・・・なんやろ・・・桜やろか・・・。」とテーピングの残るギターを見せて「やっとここまでできたけど、ノミが入らんのよね・・・来週まで待ってくれる。木曜日には渡せると思うわ。」とおっしゃり、「ひょっとすると、このギター・・・思ったより凄いものに化けるかもしれんわ。」と期待を膨らませてきた。ただ先生にすれば、初心者に自分がてこずるところを見られてしまったから、持ち上げて、かわしたい気持ちは分かるような気がする。「全然かまいませんよ。もう少しこのギターを貸しておいてもらえます?」と、それしかない返事をした。
続いて代替で預かっているギターの音色についての話になり、私の感想を話した。「自分のギターの以外はあまり弾いたことが無くて、このギターを弾いてみて高音の響きが悪いような気がするんですが・・・。」と言うと「分かる・・・弾いてるけど鳴ってないという感じでしょ・・・典型的な日本メードのギターの特徴なのよ・・・そのギターは私が改造しなかったら、とんでもないギターなのよ・・・良く分かったね。」とおっしゃり、ここで私はとんでもないギターを預かったことが分かった。(改造のせいか?それほど悪い音ではないが)先生続けておっしゃるに「引き比べないと分からないのよね・・・良いのも悪いのも、いっぱい弾いてみて、やっと本当にいいものが分かるようになるわけよ。」この話、先日私がギターをみる目が開いたと言っていたことと同じ話のような感じ・・・非常にタイムリー。

家に帰ってからも預かったギターを弾いてみた。弾き続けていると、だんだんと高音が聞こえるようになってきた。このギターに合わせた弾き方に変わったからだろうか・・・耳が慣れてきたせいだろうか・・・。この状況を軽い気持ちで分析してみると、良い音色を知っている人でも、悪い音色の楽器を使い続けると、その音色に染まるって言うことかな。
上を目指す者が、今の状況に慣れてしまうと、埋没するとはこういうことかな。音楽家が最初から良い楽器を与えられたり、欲しがったりするのは、こんな道理があるんだろう・・・。

とにかく木曜日が楽しみだ。先生を信じて待とうと思う。