つい先ほど、先日出会った建築カメラマンから渡された冊子のなかに、プロ意識を感じさせる彼の言葉が載っていることに気が付いた。私の心を捕らえたその文章をそのままご紹介しておきたい。 <空間>は、光と影によって千変万化する。 <空間>の新しい認識は<美>の発見である。 私は、被写体としての建築写真を<撮る>のではない。 <空間>といい<ディテール>といいその美しさは それを美しいと感じた時の光の降臨なのだ。 建築は動かないから、また訪ねれば出合えるという ものではない。 その意味で私の最大の師は太陽である。 私はレンズを通して一瞬の偶然を永遠に定着したい とおもう。いまのいままで見えなかったものを見ようと する目が、新しい世界を、独自の世界を生み出すに 違いないと確信しつつ… 東出 清彦 生きていくうえで大切なこと 美しいと思う心・・・ 偉大なものの存在を知る心… 目の前をしっかり見ようとする心・・・ 信じることのできる自分。 |