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SOLILOQUY

ひとりごと

 
July 24, 2010 20:18:16

存在

カテゴリー: 日記
先日、海中写真の展覧会へ行った。プロ・アマ含めて300点ほどの作品があっただろうか・・・さすがにプロと呼ばれる人の作品は一味違っていた。あるアマチュアダイバーの出品者と話をした。彼女は主に熱帯魚を撮っている。赤青黄色の原色に近い(そのままかもしれない)魚達がモデルであるが・・・どうやら海中で被写体を見つけても、ほとんど何色か分からないらしく、撮影時に発光するストロボの光に映し出されて瞬時原色が現れ、すぐにまた色の少ない世界に舞い戻るらしい。その一瞬の輝きが海中写真撮影を病みつきにさせる一つの理由かも知れないと言うのだ。海に潜っていくと深さにつれて届く光は少なくなっていく。最初に赤やオレンジの色が消え、黄色そして青が判別できなくなり、光の届かない色のない世界へと落ちていく。私達が写真でみる原色の魚達は彼らが生きる領域では違う意味をもった色として他の生き物に認識されているに違いない。
原色の魚を私達の住む虹の存在する世界に引っ張り出して鏡を見せたなら、きっと自分のことを「こいつは誰?こんなおしゃれなヤツ見たことがない。」と言うに違いない。

自分の周囲の環境が変われば、自分の存在価値が変わる。だめな存在が・・・変わった存在・・・おもしろい存在・・・優れた存在へと…同じ自分(存在)が変化する。環境が変わるように周囲に刺激を与えてみようか・・・思い切って自分を新しい環境に置いてみようか・・・今主たる環境を変えることが難しいから、サブの環境で自分が輝ける場所を見つけてみようか・・・自分が人より強い存在であれば部下や子に、彼らがより輝ける場所を与えてやれないだろうか・・・

輝いていない自分は嫌い。輝いているあなたが好き。
本来、みんな輝いているはずなんだ・・・。