私の友人で、話をしていて「私は、そうは思わない。」とよく言う人いるが・・・この人と話をしていると…疲れる。「私は、そうは思わない。」とは、お互いの意見が食い違った時に出てくる言葉だが、この言葉の後でなにか話を続けてくれないと、その人が違いを埋める意志がないということになり、話はそこでストップ・・・ その後に他の話題に移っても壁が残ったままの状態で、ずっとお互いの距離感が縮まらずにいるものだから、なんだか空しい時間が過ぎていく。この言葉を言う友人は、この言葉が実に自分本位で、人の考えを理解できない宣言であることを自分で分かっていない。仮に同じ状況で“私は、そうは思わない。”と私が思ったなら、それを口に出さずに、自分とは違う相手の感じ方、信じるものを理解しようと学習するだろう。自分の思いを伝えようと思うなら、相手を知らなければ・・・。相手の能力、感性の正しい認識なくして、思いが伝わる筈がないと断言できる。もしあなたに「私は、そうは思わない。」と言う状況があるとしたら、ご忠告しておこう。あなたがそう言ったら、相手もあなたのことを、そう思っちゃいますよ・・・自分中心の人間だって・・・。 少なくとも私は、人の言うことを慮る人間でありたいと思う。 何度も言うが、それは自分の思いを伝えるために必要なことだ。 思いの実現には謙虚さが必要だと思う。 |