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SOLILOQUY

ひとりごと

 
October 05, 2010 20:01:13

変化

カテゴリー: 日記
昨日の朝の空は、雲ひとつない青空が広がっていた。今朝は10月だと言うのに、秋の雲より夏雲が目立っていた。刻々と変化する雲の動きには音がない。いや風の話ではない。風の音は誰でも聞こえる。耳をなでる音・・・梢が擦れ合う音・・・風の音は聞こえる。今、私が言ったのは雲の音だ。太陽や月を隠し、風や雨を運ぶ地球の吐息のような雲は音を立てずにやって来て、そして消えていく。空を見上げる余裕のない、多くの人は頭を垂れつまずかないように足元を見つめて歩いて、雲が変化していることなど気に留めず時が過ぎていく。大きな自然の変化が自分の周りで起こっているのに、たいていの人は見ず、聞かずに生きている。それは、毎日通る道は次の日も同じ道だと信じているかのように・・・だが、何一つ同じままで、そこにあるものはない。全てのものは風化していて、新しいものに生まれ変わる。すぐ目の前の変化は音をたてている。しかし地球の変化には音がない。まるで真空の宇宙に浮かんでいる地球がそうであるように・・・

大きな大自然の変化の音を感じることができれば、どんなに素晴らしいことだろう。大き過ぎて見えないものを感じることができたらどんなに幸せだろう。世の中には極稀に、そんな人がいる。私はいつかそんな人の仲間入りをしたいと願っている。そうなれば、きっと未来が見えるに違いない。そして自分が成すべきことを、はっきりと知るだろう。

同じようにそこにあると言うことが幻想だと気づくまで・・・大きな変化の音は聞こえないに違いない。
明日の朝も空を見上げ、雲の音に耳を澄ませてみようと思う。