13日・14日と芦屋のある百貨店のオープン30周年記念の催しでスウィングジャズコンサートというイベントが催され・・・、その音響の機材運びで最初と最後だけ手伝いに行った。何故最初と最後だけかと言うことは、おそらくお分かりだと思うが、私は音響のスペシャリストとしてミキサーの調整をしにいったわけではなく、機材を運びに行っただけだから、演奏中は仕事がないわけで・・・、2日間のコンサートの最初と最後だけ登場したわけである。それでも撤収に行った際は、少し早めに入り40分ほどはゆっくり演奏を聴くことができた。ビブラフォン・ピアノ・ベース・ドラム・クラリネットそしてボーカルというメンバーは、女性の若いボーカル以外は、70歳前後の人達ばかり・・・関西ジャズ界ではトップクラスの熟練バンドで、さすがに素晴らしい演奏を聴かせていただいた。百貨店主催のイベントで入場料はいらないが、抽選に当たった人だけが会場に入れたわけで・・・、私は前回の有料で催された我が町の研究発表会と同じく裏から入り楽しんだわけで、裏道の味を知ると正面から向かうことができなくなりそうで怖さを感じる。 いや、これは冗談・・・ 演奏が終わると、聴衆は百貨店で食事したりお茶したり、買い物したり、勿論店側にすれば、それが目当てのイベントであるわけだが、私はそこからが仕事、帰り支度ができた演奏者が徐々に帰っていくなかで、結局会場を出たのは一番最後になり、荷物搬出用のエレベーターに乗って外へ出た。それでも、お金をもらって演奏が聞けたと得した気分で家路についた。 気持ちの良い山道であった。 |