昨日の地震での私の家の被害は、以前から安定が悪いと思っていた小さな写真スタンドが倒れただけだった。 揺れと同時にスマートフォンが鳴動し建物の軋む音が聞こえ続けた。私の住むマンションの21階では、ゆったりとした周期で長い時間揺れ続けた。これが免震構造というものだと気が付いた。10年前にできたこの建物には、地震への対応がなされ自家発電の設備も備えている。 早い時間で復旧した阪急電車で仕事場に向かった。会社に行って、今回の地震の影響をいろいろな人に聞いてみた。震源地の淡路島で古民家に住む知人は死ぬかと思ったほどの揺れを感じたという。知り合いの器屋は商品の一部が割れたと言う。知人のフレンチ店のシェフは、ブランドのティーカップが数組割れて肩を落としていた。老舗の日本料理の店では、JRが昼まで運休し、店主が店に出て来れなくて、昼の営業を諦めた。 それでも、みんな命を失うほどのことは無かった。 感謝しよう。 感謝しよう。 あの時の恐怖、非日常の毎日…忘れてはいけない…と、言う警鐘だったと理解しておこう。 |